ウメサオ タダオ展は6月14日まで
民俗学者というよりも,『知的生産の技術』の著者ということで有名な梅棹忠夫先生.昨年の7月3日に亡くなられてから,もうすぐ1年が経とうとしています.
亡くなられた後,小山 修三先生がまとめられた『梅棹忠夫 語る』が刊行されましたが,この本も実に読み応えがありました.
突然の失明等,普通の人であれば耐えられないような波瀾万丈な人生であるように思われるのですが,ご自身は知的探求に没頭し,そして切れ味の良い明晰な頭脳は最後まで一片の曇りも無く,最期の日が近付くまで,実にエネルギッシュに活動されていたようです.
感覚的(本能的?)に物事の本質を突き,そしてズバーッと歯に衣着せずに言い放ち,そして周りを乗せて&巻き込んで,ぐいぐい物事を進めて行く.ただの学者に留まらない,実に素晴らしい方であります.読了後,実に爽やかな気分になりました.
そしてタイトルの『ウメサオ タダオ展』ですが,『まだ当分やってるから,そのうち行こう』なんて思っていたら,6月14日まで.『え”!来週までじゃないですか!気が付いて良かった…』と,いう状態.毎日職場でポスター見てるのに,うっかりしてた….
そんなわけで,興味のある方は是非,民博へ.私も今週末に-家族をほったらかして-行く予定です(汗)
梅棹先生,先生の蒔いた種は,あちこちで芽を出して大きな樹になっています.心安らかにお眠り下さい.
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