RHODIAのドット方眼dotPad
オンラインショップで予約していた物が,5月に入って届いた.人によっては,4月中に先行販売で入手していたと思うので,少々出遅れた感じ.
RHODIAはブロックタイプのメモの定番商品と言えるけど,紫の方眼が濃すぎることを嫌って敬遠している人が結構居るという話を聞く.本ブログでもRHODIAちっくなメモをいくつか採り上げたが(無印,ダイソー,MEMORIE,ShotNote.),罫線はいずれも薄いグレー基調であった.
筆記時に色がキツ過ぎるて目障りだという話の他に,最近は書いた後で写真で撮ったりスキャンして再利用ということも増えたため,余計にRHODIAの濃い紫は邪魔に感じられ始めているのかもしれない.
そんな消費者のリクエストに答えて…といった商品だと思われる.
そして色合いの他に,内容も変わった.通常メモ用紙というと,横罫や無地,そして方眼が使われている.用途にも依るが,箇条書きや図をメモするときには方眼がとても便利なので,メモ帳では方眼の採用率が高い.
今回dotPadは,あえてその方眼を捨て,ドット方眼(5mm)を採用している.筆記を邪魔せず,スキャン時にも目立たず,その一方で,筆記時に位置決めがうまく出来るという利点がある.無印のダブルリングノート等,とても根強い人気があるタイプだ.
なお,今回発売になったのは,8.5*12cmのNo.12,4.8*21cmのNo.16,21*31.8cmのNo.19,42*31.8cmのNo.38の4種類.このラインナップで異色を放っているのは,No.38.このデカさ,凄い.値段も半端ない.まぁ普通に日常使いをするとしたら,No.12かNo.16かな.(おそらく)一番メジャーなサイズであるNo.11が無いのが不思議だ.
そしてカバー色はRHODIAカラーとも言えるオレンジではなく,何れも黒.
そのようなわけで,今回私はNo.12とNo.16の2種類のみを購入してみた.
左がNo.16,右がNo.12.他の製品と同様,RHODIAのロゴがしっかり入っている.そして下の方には『dotPad』のロゴ.
従来のブラックタイプに比べても,表紙のテカリ具合が少々大きいような感じがする.
裏側.
No.16には,各サイズの表が印刷されている.No.38はA3サイズなのだが,どのような人が使うのだろうか.製図系の人かな.
私の場合,大きな方眼紙にザザっと図を描いてホワイトボード代わりにすることがあるけれど(このような使い方,結構便利),そのようなときはプロジェクトペーパー(A3)
を使っている.安いと気兼ねなくガシガシ使える.
ドット方眼の様子.おそらくクリックして拡大して見ない限り,無地との違いが分からないことでしょう.
なお,写真では分かりにくいが,ドットの色はRHODIAの紫.
左が通常のRHODIAの方眼.並べてみると分かる通り,方向性が全然違う製品.dotPadは,メモした物をPCに取り込むことを意識していると思われる.これなら,ほぼ無地に描かれた物のように取り込むことが出来そうだ.
個人的には,ビシーッとした方眼に慣れているためもあり,ドット方眼のRHODIAには,少々物足りなさを感じる.しかし実際に使ってみると,絵や図を描くときには,罫線が妨げにならないため,ドット方眼の方が遥かに使いやすい.その一方で,ToDoリストをズラッと書くような際には,やはり普通の方眼の方が便利に思う..やはり用途によって向き不向きがある印象.
メーカーとしては,この4タイプを販売してリサーチし,もし売れるようであれば定番化&多サイズ展開していく…ということを考えているんでしょうな.多様性は善です.最終的に淘汰されてしまう物もあるかもしれませんが,体力のあるメーカーさんには,様々な試行錯誤を行って欲しい.
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