MOLESKINE ライティングコレクション ペンシルセット
Moleskineから,カバンやノート以外の文房具等が出るという話は聞いていたけど,店に並び始めたので,早速早速購入してみた.まずはペンシルセット.
Moleskineらしいデザインで,実にいい雰囲気.そしてその存在感から,とても目を引く.
でも,『これってデザインに走り過ぎじゃないですか?』って疑問も.そこんとこも含め,簡単なレビュー.
物はこのようなブリスターパックで売られています.黒,オレンジ,グレーという,Moleskineらしいカラーリング.私はこちらで購入しました.リンク先のページには,ハッとするような画像が沢山貼られています.一読の価値アリ.値段はと言うと,2千円弱.『原価は~』とか考え始めたら高過ぎだと思うけど,この手のブランド品としては,まだ比較的良心的な方かも.
英語とフランス語の説明有り.仏語では,鉛筆はcrayon.
裏面には多国語で書かれた説明有り.流石ワールドワイドでファンの居るMoleskine.
ちなみにこの商品は,カファ有限会社が輸入した物とのこと.以前は複数の国内代理店があったような気がするのだけど,今はこの会社が総代理店なんですね.
開け方が分からず,力任せにバリバリと破って失敗したでござるの巻.
中にリーフレットとシールが入っていました.透明になっている窓からは見えない部分に入っていました.シールは無残な状況に…
内容物は,鉛筆2本,鉛筆削り1個,そしてキャップ1個.
鉛筆の濃さは2B.スケッチにも適しています.
そして鉛筆にMOLESKINEの刻印.表面の光の反射の具合で浮かび上がる程度になっており,控え目な演出.
ゴツイ鉛筆削り.
キャップはこのような形状で,Moleskineノートの表紙に固定するためのクリップにもなります.
別の方向から見たクリップ.U字型ではないため,固定方法は1パターンしかありません.また,クリップには常に隙間があり,完全に隙間無しまで挟みこむだけの弾力があるわけでもありません.ハードカバーのノート,それもMoleskine専用といった感じです.
Moleskineのポケットサイズにピッタリの長さです.クリップはこのように固定出来ます.前述した通り,ノートの中央寄りであるとか,背表紙に固定することは出来ません.
Moleskine専用と割り切って,ギリギリに設計されている感じです.ゴムバンドの位置関係ピッタリ.
注意点は,筆記時にキャップは表紙に付けたままにします(*).そのため,180度開いて机上に置いた際に,表紙が少し浮くことになります.しかし,キャップ形状が矩形になっているため,筆記困難になる程のガタつきは殆ど無いでしょう.
(*)かなり圧をかけてハードカバーの表紙を挟み込むので,付けるのも外すのも大変です.一度付けたら付けっぱなしが良いでしょう.
大きさ比較.一番上の一本は,FABER-CASTELLのUFOパーフェクトペンシル(ブラック).昔は国内で黒のタイプが売られていなかったので珍しかったのだけど,今は普通に買えます.ただ,色的にはこっちの方
が見栄えするかな.
何故『パーフェクトペンシル』かと言うと,このキャップ部分はキャップ兼エクステンダー,クリップ付きで携帯時に挟むことが出来る.そして中には鉛筆削りが入っており,鉛筆の軸には消しゴム付き.『書く』,『消す』,『削る』の3機能が揃っているのでパーフェクトなのですが,それ以外の機能もパーフェクトです.
まぁ本当は伯爵コレクションに行っておきたい所ですが,『値段が伯爵様』.気軽に試したい人は,UFOか,ぐっと落としてカステル9000番
辺りを試すのが良いと思います.最近さらに廉価なラインも出たのですが,これはそのうち紹介します.
閑話休題.
話し戻ってMoleskineのペンシル.消す機能が付いていないので,通常運用時には,別途消しゴムが必要です.中途半端なイレーサーを軸に付けられても嫌なので,これはこれで良かったかも.
書き味はと言うと,良くも悪くも普通の鉛筆です.しかし濃さに関しては,『え?本当に2B?』っていう感じ.感覚的には,日本仕様のFかHBの濃さじゃないかと思う程.筆圧を十分にかければ違うけれど,普通に書くと薄い.『力をかけなくても滑らかに濃い色が紙に乗る』という感じではないです.
このような部分に関しては,やはり日本製の方が,平均的に優れている気がするなぁ.
あと,写真を見ても分かるように,とにかくゴツイです.そして断面形状が,正方形ではなく長方形.今まで体験したことが無いようなインパクトがあります.
この形状が曲者です.短辺側を上にして握ると,筆圧をかけつつ細かい物を書く人向けに思える.そしてこちらのページの方々のように,長辺側を上にして握ると,疲れにくくてスラスラ書けるけど,ちょっと大雑把な感じになる.
ただ,何れの握りをした場合でも,この鉛筆はとても人を選びます.合わない人は全然ダメでしょう.こういう人にとっては,ちょっとやそっとの工夫では,使い物にならないと思う.
そしてこの負けず劣らずの存在感を醸し出しているシャープナーの凄さと言ったら…
個人的には,鉛筆を小型ナイフでゴリゴリ削る方が,Moleskine的なスタイルに合っていると思うんですけどね.でも,例え小さなブレードしか持っていない万能ナイフであっても,所持していると簡単に警官に囲まれるような日本の軽犯罪法の運用を考えると,鉛筆削りの方が無難ですな….嫌な時代になったものですなぁ.
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