こりゃ速い:USB3.0/2.0用の耐衝撃・防水のポータブルHDD
LANで接続されていないマシン間でデータを移動する場合,小容量で済む場合はUSBメモリ(最近はオンラインストレージも利用しているけど)を.大容量の場合はUSB接続のHDDを利用しています.
USBは実に手軽なインターフェイスで,必要なときに繋ぎ,不要になった場合は外すということが実にやり易い(たまに『このデバイスは使用中です』とか言われて外せない時もあるけど).そしてポータブルHDDは大容量にも関わらず,小型軽量で使い勝手が良い.
ノートPCのHDDを換装すると,余剰の2.5inch HDDが出来ますが,私はこれを活用し,USB接続のディスクとして使用して来ました.当然ながらケースは別途必要になるのですが,以前はIDE HDD用のコレ
,ここ数年はSATA HDD用のコレ
を使用していました.共に玄人志向製で,これまで特にトラブルに遭遇したことがありませんでした.ケースもスリムで軽量.何と言っても値段が約千円というのも良い.
しか先日,Windows7のアップデートをかけた後辺りから不具合が発生.『USBのデバイスが停止している』とか何とかいうエラーが出て,しばらく使用していると急に使えなくなるようになりました.このエラーはUSB HDDの消費電力が大きいと出易いエラーなのだけど,二股のUSBケーブルで使用中なので,不可解.ついこの間まで問題なく使用できていたし,USBを2本使えば定格では500mA*2まで行ける筈なので,腑に落ちない.
仕方が無いので,ディスクをガチャポンパッ!MIN OWL-EGP25/EU(W)に入れ替え,e-SATAで接続していたのだけど,やはり使い勝手がUSBと比べると悪い(*).そんなわけで,ケースごと買い換えることにしました.
(*)OWL-EPG25/EUは,e-SATAとUSBの両対応です.ただ,他のマシンではUSBで利用出来るものの,このエラーがで始めたマシンでは,e-SATA接続でないとうまく使えませんでした.
***
本題に入る前に,USB3.0についてのおさらい.
USB 2.0のデバイスをUSB3.0のポートに挿して利用することが可能であり,そしてUSB3.0のデバイスをUSB2.0で利用することも可能.ただし前者の場合,USB3.0用のケーブルで接続した場合は利用出来ない場合があり,また,後者の場合,速度が落ちる点は注意.詳しくはこちらのページを参照.
この他の,主なスペック上の違いは次のような感じ.
| USB 2.0 | USB 3.0 | |
| 速度 | 480Mbps | 5Gbps |
| 供給可能電力 | 500mA | 900mA |
| 最大伝送距離 | 5m | 3m |
USB3.0は,USBの手軽さはそのままで,大電流を流す必要のある機器の増加(主に充電目的)や,USB2.0以上の高速インターフェイスが求められて来たことに対する回答という内容ですな.
***
では本題.
今回購入したは,前々らから目を付けていた『Armor A80 ポータブルHDD 640GB Blue SP640GBPHDA80S3B』.耐衝撃・防水仕様.凄い.お値段7千円弱也.安い.当然ながらUSB2.0と3.0に両対応.素晴らしい.
同時に購入したのは,ALL-WAYS USB3.0ケーブルAtoA1.5m コネクタタイプAtoA USB3.0対応 ケーブルUC3AW-15AA.
通常のUSB接続ハードディスクは,パワーアシスト用に二股ケーブルが同梱されている物が多く,また,ディスク側のコネクタはminiBの物が多い.しかしこのケースは,とても短いケーブルと,『ちょっと微妙かな』という長さのケーブルしか付属せず,また,コネクタはminiでもないAを使用している.
そんなわけで,よく使用するデスクトップマシン用に,少し長めのUSBケーブルを同時購入しておいた方が良いです.USB3.0のポートは大抵,PC本体のバックパネルに配置されています.1m前後のケーブルを用意すると良いでしょう.可能であれば,背面からUSB3.0対応の延長ケーブルを這わしておいても良いでしょう.
私の場合,USB3.0デバイスはこのHDDしか(当面は)使用しないため,普通の1.5mのAtoAケーブルを購入しました.
左がArmor A80,右がUSB3.0ケーブルです.
このUSB HDDをUSB3.0で接続する場合,ケーブル購入時にUSB3.0ケーブルであること,AtoAであることを確認しましょう.
今回購入したケーブルのスペック.ツイストペアかつ二重シールドのため,ノイズに強い一方,最近の『そうめん』のようなUSB2.0用ケーブルと比べると太くてゴツイです.
Armor A80のスペック.米国防省の耐衝撃テスト基準準拠とのこと.このような基準があることを,今回初めて知りました.
国内代理店は,『シリコンパワージャパン(株)』
『USB 3.0』,の文字が文字通り金色に輝いています(笑)
付属品一式.USB3.0ケーブル,ドライバCD,本体,そしてマニュアル.
マニュアルに書かれているスペック.5400rpmのディスク内蔵とのこと.
他の製品と共通のマニュアルのため,少し分かりにくい.この製品の場合,PC本体とは,(二股ではない)ケーブル一本で接続します.
本体.メタリックなブルーの塗装です.この色,個人的にはメチャクチャ好きな色.
本体サイドの溝には,超ショートサイズのケーブルが収納されています.
ケーブルの反対側に唯一の開口部があります.このようにゴムで蓋がしてあるのですが…
開きます.防水仕様のため,このような構造になっています.
本体裏面のアップ.
ノートPCのように,近くのコネクタからそのまま接続できる場合は,このケーブルがとても便利.本体の一緒に,嵩張るケーブルを持ち歩かなくて済むというのは快適.
このディスクの欠点を2つ挙げるとすると,一つはコネクタが通常のAであること.そしてもうひとつはその大きさ.ただ,ケーブルを内蔵できること,耐衝撃&防水ケースなので,そのままカバンに放り込めることを考えると,案外気になりません.
使用時はこのようにケーブルを挿します.通電するとコネクタ右上のLEDが点灯.そしてアクセス中は点滅します.
***
では,実際に使ってみましょう.
USB接続のHDDでは見られないこともあるのですが,本製品の場合,Crystal Disk Infoを使用して,SMART値を見ることが出来ます.
このときに内蔵ディスクがSAMSUNGであることが判明.う~ん…ちょっと複雑な気持ちだけど,Seagateよりは相性が良いので,ヨシとしましょう.部品の殆どは日本製のようですし.
Windowsからは,『SPCCN PHD 3.0 USB Device』として見えます.上のダイアログで言うと,上から5番目.それにしてもこのマシン,光学ドライブを積み過ぎですな…
それでは多くの人が関心を持っているであろう,パフォーマンスについて.計測には,Crystal Disk Markを使用しました.
まずはUSB2.0に接続した場合.
USB2.0接続のHDDとしては,まぁ順当な成績です.特に悪い点が見当たりません.普通のUSB2.0接続HDDとしてしか利用しないとしても,640GBでこの値段であれば,十分元を取れるでしょう.
そして次に,本ディスクの性能をフルに発揮出来る筈のUSB3.0で接続した場合.測定環境は,PhenomII x6 1090T+ASUS M4A88TD-V EVO/USB3です.
いや~,素晴らしいですな.
ここまで速いと,普通のローカル接続HDDと同じような感覚で利用できます.この数字を見て,私が使用している(USB3.0非搭載の)全てのデスクトップPCに,インターフェイスカードを入れようかと本気で考え始めました.
本製品は,耐衝撃&防水,大容量,速い,ケーブル一本で接続できる等々,様々なメリットのあるUSB接続のポータブルHDDです.そして何と言っても安い.今回も実に満足度の高い良い買い物でした.
« 書籍等の管理にメディアマーカーを使い始める | トップページ | 映画:『太平洋の奇跡,フォックスと呼ばれた男』を観た »
« 書籍等の管理にメディアマーカーを使い始める | トップページ | 映画:『太平洋の奇跡,フォックスと呼ばれた男』を観た »























コメント