Seagate製ディスク突然死予防のためにファームアップ
仕事で使用しているマシンだけど,何となくHDDの挙動がおかしいような『予感』がしたので,調べて見た.その結果,重大事が発覚.虫の知らせはあるんだなぁと実感.きっと日頃の行いが良いからに違いない(笑)
私はベアドライブを購入する際に,まずは『メーカー』を選ぶようにしています.しかし当該のマシンは完成品として納品されているため,ドライブの指定は不可.届いてから一応ドライブを確認してみると,Seagate製でした.当初から少し嫌な予感.
以前,ファームウエアのバグにより,HDDが突然認識しなくなる問題があり,その対応の不手際も酷く,『Seagateの購入はしばらく避けよう』と考えておりました.エンタープライズ向けのRAID製品とかであれば(使用ドライブとしてSeagateが指定されている場合があるので)別ですが,それ以外の用途であれば,不安を抱えながら使うのは精神衛生上よくありませんしね.
少しヒヤヒヤしながらこのページを見ると,やはり更新ファームが案内されています.
更に調べて見ると,『HDDがロックされアクセスできなくなることがある』とのこと.こりゃ一大事.
まずはファームの確認方法を…と,思ったのですが,既にこのような素晴らしいページが公開されていましたので,屋下に屋を架すのはやめておきます.有り難く拝読しましょう.
で,使用中のディスクのファームを確認したところ,冒頭の画像のように,SD15とのこと.ビンゴです.
そのようなわけで,ファームアップを実施.私は,メーカー提供のブータブルCDを用いてファームアップする方法を使用しました.
まずはこちらのページにある,ST3500620AS(使用中ドライブ)に対応した『推奨されるファームウェアの更新』をクリックし,ISOファイルを落とします.そして落としたファイルをCD-Rに焼き,焼いたCDでブートします.
ブート後にメニューが表示されますので,SATAバスをスキャンし,再度HDDの型番をチェックしてみましょう.そしてディスクに対応したファームの番号を選んで書き込み開始です.
表示されるメッセージは全て英語ですが,平易な文章なので,迷うことは無いでしょう.
そしてファームアップ後はALT+CTRL+DELで再起動してはいけません.必ず電源を一度落とす必要があります.アップ後に表示されるメッセージに従い,何かキーを押してください.自動で電源が落ちます.
少し待ってから,『無事に上がってきますように』と,祈りながら電源を投入します.この瞬間は本当にヒヤヒヤしますね.紺ハイは成功です.無事に上がってきました.
起動後,再びファームのバージョンをチェックし,きちんと上がっていることが確認出来たら作業完了です.
***
それにしても…私と相性が悪いようで,先日はUSB外付けHDDに使用されていたSeagate製ドライブ(ST9500325AS)が突然死しました.普通に使えていたのに,デバイスの取り外しをして別のマシンに繋げたら認識せず.数分間の出来事でした.
通電しており,スピンドルが回っている振動もあるのですが,PCからディスクが認識されず.ディスクを取り出し,別のアダプタに入れてみても復活しませんでした.
購入後1年ちょっとで故障.保証期間が切れた直後に壊れる辺り,昔のS○NYタイマーを彷彿とさせます.ドライブ単体でRMA出来るか調べてみたのですが,こちらもNG.同じく故障したMac用の外付けUSB HDDでは,中身だけはRMA出来たんだけどな….こちらはWestern Digital製でした.まぁ諸々対策を採っていたので,ロスしたデータが皆無だったのは不幸中の幸いでした.バックアップは転ばぬ先の杖.
やはりしばらくSeagateは避けておこう…と,決意を新たにした日でした.
HDDメーカーの栄華盛衰のサイクルは結構短いので,2,3年後にはSeagate万歳になっている可能性もありますが.
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