秘録 第二次世界大戦
先日実戦配備したBDレコーダだけど,順調に録画しまくる日々.最近仕事が順調に忙しい関係で,消化が全然追いついていない.
そんな中,更に追い打ちをかけたのは,ヒストリーチャンネルで第二次世界大戦特集が始まったこと.興味深い番組を沢山放送し始め,私からしたら嬉しい悲鳴.
今回放送される中で,(ミリヲタな方であれば感涙の涙を流すであろう)特に秀逸な番組が,『秘録 第二次世界大戦』デス.
コンテンツ自体はかなり昔作られたものだし,当然ながらHV制作ではない.そんなわけで,見た目で言うと『古くさい』.そしてかなりメジャーな物なので,ミリタリに関心のある人であれば既に知っている/観たことがある人も多いと思う.しかし,『一部しか観たことが無い』ないしは,『存在を知らなかった』という人には,是非観て欲しいコンテンツ(*)です.
(*)ミリタリ好きでなくても,このコンテンツを観たことによって,ミリヲタ界に引きずり込まれる可能性有り.
理由はというと,
- 多くの実際の映像が使用されている
- 生存した関係者へのインタビューが多い
- 連合国側だけでなく,枢軸国側の話も多く取り上げられている
- 極端に片寄った作りにはなっていない
といった辺り.
特に関係者へのインタビューが素晴らしい.
殆どの方が鬼籍に入っているため,今改めて同じような番組を制作しようにも,『困難』ではなくて『不可能』.そして同じ戦闘に参加した,両軍双方の方がインタビューを受けているため,非常に公平かつ興味深い話を聞くことが出来る.そして戦記物の書物の中でしか知らなかった軍神のような人が,画面の中で『動いて喋っている』んである.
全26話もあり,合計1,352分もある長大作ですが,観ないと後悔するかもしれません.
ヒストリーチャンネルでは,8月2日からの放送です.そのため,もう結構進んでいるのだけど,13日に再放送もありますので,見逃した方はチェックしてみて下さい.
『ヒストリーチャンネルは観られないよ!』という方もご安心下さい.『秘録・第二次世界大戦 DVD-BOX』が出ています.値段が少々高いのですが,その価値は十分あります.この手のコンテンツは絶版になりやすく,一旦絶版になるとなかなか手に入りにくくなるため(コレクターで手放す人が少ないため,そもそも流通しにくい.また,出てもプレミアが付いて高額になったりする),興味のある方は早めに入手するのが吉です.
さらに書くと,DVD版と放送版は若干内容が異なるようなので,両方チェックするのが更に吉.
私はというと,このDVD-BOXの他に,先日発売になった『よみがえる第二次世界大戦~カラー化された白黒フィルム~ DVD BOX(3枚組)
』も購入しました.これもお勧めです.白黒の映像だと遥か昔の世界に見えてしまうのですが,(画質が悪くても)色が付くだけで,とてもリアルに感じられます.私達の世代から見たら,ほんの2世代前のときのリアルな『状況』であったわけで,それをとても身近に感じさせてくれます.
今年も8月15日が近付いて来ました.盆休みには,このようなコンテンツを観て過ごすというのは如何でしょうか.
* * *
…それはそうと,The Pacificの件.まだwowowでの国内本放送は先ですが,第9話でちゃぶ台返しがあり,このときに危惧したことが現実化する予定です.ドキュメンタリーではなく,事実を元にした創作と言われればそうかもしれませんが,酷いもんです.
パールハーバーと言い,事実をねじ曲げるにも程がある.特に今回は秀逸な原作があっただけに,残念でなりません.(ネタバレになるので,この件は放送後にしか書かないと思います)
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