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2010年4月12日 (月)

Googleのオンラインストレージ系のサービスを積極的に使う

Google_account_disk

インターネットを利用している人で,Googleを利用したことのない人は居ないと言って良いと思いますが,その殆どは『検索』と『メール(gmail)』の利用経験だと思います.

利用率で言うと,これらに続いて『リーダー』や『カレンダー』辺りが挙げられるんじゃないかなと思うのですが,今回は写真(picasa)ドキュメント(docs)の話.


Googleは2009年11月および2010年1月に以下の発表を行い,それぞれサービスの一部を変更しました.

多大なるニーズはあるものの,既にサービスインしているオンラインストレージ系のサービスは,何れも制限がキツかったり,パーソナルユースではとても見合わないような料金体系であることが殆どでした.データセンターにサーバを置いてサービスを提供する場合,データ転送量に対して大きな課金をされる関係上,何らかの制限をかけざるを得ないのでしょう.

しかしGoogleの上記二つのサービス変更で,(全くの制限無しの,所謂『G Drive』という訳には行きませんが)パーソナルユースでも本格的に『オンラインストレージ』を利用する気になる環境が整って来たと言えます(*).

(*)gmailをストレージのように使用できるソフトは既に出ており,数GBもの無料で利用可能な空間をオンラインストレージとして利用することは出来ました.しかし当然ながら,これはGoogleが正式にサポートしている物ではありません.

特に料金体系の変更は驚異的とも言え,以下のように変更になりました(HELPか ら引用. ).

以前の容量プラン 以前の料金 新しい容量プラン 新しい料金
- - 20 GB 年間 5 ドル
10 GB 年間 20 ドル 80 GB 年間 20 ドル
40 GB 年間 75 ドル 200 GB 年間 50 ドル
- - 400 GB 年間 100 ドル
150 GB 年間 250 ドル 1 TB 年間 256 ドル
400 GB 年間 500 ドル 2 TB 年間 512 ドル
- - 4 TB 年間 1,024 ドル
- - 8 TB 年間 2,048 ドル
- - 16 TB 年間 4,096 ドル

私が昔料金体系を確認した際には,保存しておきたいデータ量とそれに要する料金を計算し,『現実的ではない』という結論を出しました.しかし変更後のプランであれば,1年間400GB借りても1万円弱です(円高の今は特に有利).GB単価は25セントです.IPリーチャブルかつ十分な帯域が得られる接続であれば,USBメモリ以上の利便性があるでしょう.

必要に応じて複数人で共有可能であり,また,バックアップも万全(*2).大容量ファイルを頻繁に読み書きするわけでなければ,実に快適な環境が実現可能です.正にクラウドサービス最大手からの慈雨と言えるでしょう.

(*2)『自らのミスオペレーションという』により,データが壊れる場合もあります.オンラインストレージにデータを置けば,バックアップ不要というわけではありません.同じ事は,RAIDアレイ上に置いたデータにも言えます.バックアップはきちんと取るようにしましょう.

そんなわけで,私はとりあえず200GBを契約し,まずはデジカメや銀塩写真のデータ,そしてビデオ撮影した動画データを『Picasa webアルバム』にアップしはじめました.当然一般公開しない設定でアップしており,一部データは知人・友人に対してのみ共有という感じです.

私はこれらのデータを,MacのiPhotoで一元管理するようにしていますので,データのアップはMacから行いました.Mac用のフロントエンドはココからダウンロードできます.

Picasa ウェブ アルバム アップローダー』を使用すると,iPhotoから『ファイル→書き出し』でデータをアップすることが出来るようになります.ただし,アップロード中は別の操作ができませんので,アルバムを作成・整理しながら細切れにデータをアップする場合は,結構時間も手間もかかります.ただし,iPhotoで付けたタグ情報込みでアップ出来ますので,iPhotoで全てを行いたい人にとっては便利でしょう.アップ時に『共有範囲』を『閲覧するにはログインが必要』に設定できない点は修正して欲しいかな.まぁアップ後にweb上で変更すれば良いのだけれども.

一方『Picasa for Mac』は,編集ソフトとしての機能も持ち,ローカルディスク上のデータをスキャンしたり,iPhoto管理下の既存のデータを(タグ情報込みで)管理下に置くことが可能です.Picasaで全て行うという意思を持つ方は,これに完全移行するのも手だと思います.ちなみにWindows用やLinux用もあります.当然無料で利用できます.

Picasaで非常に有難いところは,アップロードをキューイング出来る所.アップを指定した際に,対象ファイル群を自動的にリストに登録します.そしてバックグラウンドで順番にアップしてくれます.アップ中も別の作業が出来るのでとても便利.ただし,プロバイダによっては,単位時間当りのアップロード転送量に制限をかけている所もあるため,規制や契約解除にご注意を(例えばOCNでは,1日30GB以上送信すると利用制限するそうな)

それと動画に関してですが,アップロードしたファイルは変換されて保存されます.再生時はオリジナルが再生されるわけではなく,変換された物がFlashで再生されます.それもYoutubeと異なり,FullHDでアップしても,変換時に解像度が落とされます.さらには写真のアップと異なり,オリジナルファイルを『アップロードした本人ですら』ダウンロード出来ません.コレは痛いなぁ.ついでに書くと,変換して小さい容量になっている筈であるにも関わらず,使用ディスク容量はオリジナルのファイル容量分を消費していることになっています(*3).

(*3)つまり,FullHDの500MBの動画をアップした場合,変換されて(例えば)1MBの低解像度の動画が生成されて再生されるようになる.しかしこの時点で,ディスク容量は1MBではなく,500MB使用していることになっている.そしてオリジナルファイルのみを消去することは出来ないため,Webアルバムからこの動画を消すと,500MB分の容量が空くが,当然変換後のファイルも消えて再生出来なくなる.

いつか仕様が変更になり,アップしたオリジナルの動画ファイルをダウンロードできるようになって欲しいですなぁ…

そんなわけで,動画はメインの置き場所/バックアップ用途ではなく,オンラインでの再生用と友人・知人との共有用と割り切って利用しています.

週末を利用してチマチマとアップ作業を行っているのですが,20世紀に撮影したデータ+αのアップを終了した現在の利用状況は,冒頭の画像のような状況.約40GBを使用中で,まだ100GB以上空いてます.docsは今後ガシガシ使う予定ですが,このgmail/picasa/docs共用領域を400GBへアップグレードするのはまだ先になりそうです.

ただ,利用方法を変更し,録画したCS番組をアップして自分専用のオンラインライブラリを作り始めるみたいなことをし始めたら,あっという間に無くなりそうですな….

ちなみに写真共有サービスの老舗とも言えるflickrも,サービス内容として結構良い部分がありますので,Picasaとの使い分けを含めて色々と検討中.有料会員にアップグレードするか迷っている所です.今のところ一つ見付けた問題は,手持ちのmp4動画をアップした所,フレームレートがおかしくなって早回しファイルに再エンコされたこと.これは大きな問題なので,少し調べているところです.

* * *

この他にも,色々とクラウドサービスの比較や使い方等まとめたい所ですが,それはまた次の機会に.

最後に一つ書いておくと,やはりクラウドサービスを便利に使うためには,スマートホンは必須と言って良いと思う.iPhonは無茶苦茶お勧め.特にGoogleの一連のサービスやEvornoteを使っている場合,涙が出るほど痒いところに手が届く.そしてtwitterもめっちゃ手軽に使える.ただ,ちょっと通信が遅い感じが….そういう意味では,最近コレがすごく気になっている私です.

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