ペン型はさみ:PENCUT
文房具の中で,普段持ち歩くことが極めて少ないにも関わらず,無いと非常に困ることが多いもの…それはやっぱハサミですな.
『物を切断する』という面では,カッターやブレードという手もあるし,携帯性はこちらの方が高い(*).しかし,実際に日常的に使うシーンで求められるのは,カッターよりもハサミの方.
かと言って,携帯性が考慮されたハサミは使いにくかったり,特殊な形状のために逆に収まりが悪かったりする物も多い.
そんな中登場したのが,今回紹介するPENCUTです.
(*)世間を騒がせるような事件が頻発したせいで,例え一般的な用途のものであっても,刃物を持ち歩いていると職質された際に面倒なことになるようで.銃刀法ではなくて,軽犯罪法や条例違反でやられるそうで.私が小学生の頃は,鉛筆を削るために刃物を持ち歩いている児童がまだ多かったのですが,時代は変わりましたなぁ.
こんな感じのパッケージで売られており,価格は600円台.Amazonとかでも買えちゃいます. カラバリは黒,青,緑,ピンク,白.私は無難な黒を購入. |
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パット見,普通のペンのような感じです.ペンケースに入れておいても違和感無し. | |
キャップを外して… | |
スライダーを下げてハンドループを出して… | |
ハサミ形状にトランスフォーム(笑) | |
デフォルトでは右利き用なのですが,左利き用に変更することも出来ます. |
使い勝手的には,卓上に常備しておき,ザクザクと沢山の紙を切らないといけないような用途には向きませんが,出先で使用する程度の用途には耐えられそうです.そしてハンドループが細いので,あまり長時間作業すると指に食い込んで痛くなりそうです.
あと,一見不安に思われるかもしれませんが,ハンドルループの耐久性という面ではそれ程心配はなさそうです.
ペンケースの中に1本入れておくと,何かと助かりそうです.
* * *
ついでに書きますと,携帯可能なツールとしてお薦めな物として,LEATHERMANの
Squirt P4
と
Squirt S4
という製品があります.ワンツール,マルチユースな上に,キーホルダーに付けても問題無いくらいのサイズと重量,クールなカラーリング&デザインはシビレます.P4がプライヤー,S4はハサミがメインツールになっています.
こういう業種で働いていると,この手のツールが手元に無いと困ることが多いので,以前はこれを鞄に入れて持ち歩いていました.ラックマウントPCのメンテナンスからリンゴの皮むき(笑)まで,様々な用途に使えて重宝していました.しかし,流石に今のご時世では,大き目のブレードの入ったツールを持ち歩くは危険です.ホント,嫌な世の中になりましたなぁ…
ちなみに上記のS4には,ブレードが付いていないタイプのSquirt S4(ナイフレス)という製品も出ていますので,心配な方はこちらを選択しても良いかもしれません.
余談ですが,ブレードが付いている多機能ナイフが,土産品として飛行機に持ち込めなくなった際に,VICTORINOX(吸収されたWENGER含む)が大打撃を受けたという話を聞いたことがあります.
かく言う私も,千歳空港内の店舗で『くま出没注意』のロゴの入った物を土産として色々購入した後,搭乗手続きの際にペーパーナイフが引っかかったことがありました(引っかかるような物を構内で売るなよぉ).結局そのときは,搭乗時間ギリギリだったこともあり,『機内で使わないでくださいね』(どう使えっちゅうねん)ということで,手荷物のままで通過できましたが….
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