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2009年12月20日 (日)

書籍の電子化(2)

と,いうことで,書籍の電子化その2.
このエントリーの続き.

流石に借り物で大量の裁断&スキャンを行うのは気が引ける.そんなわけで,昔購入したScanSnap fi-4110EOX2と,このときに使用したロータリーカッターを引っ張り出してきた.そして目下の急務となっている,文庫本・新書収納場所の空きスペースのために,文庫本・新書のスキャンを開始した.

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まずはスキャナにかけられるようにするため,背表紙の所で糊で固められている各ページを紙の束にバラサさなくてはなりません.

これまでに,

  • アイロンで糊を溶かしてページを剥ぎ取る
  • ヒートガンで糊を溶かしてページを剥ぎ取る

といった手法も編み出されていますが,今回は原始的とも言える,カッターでゴリゴリやる方法を使用しました.用意するのはカッターとカッティングマット.

Ss22

まずは適当なページの所で背中を割り,カッターで切り離します.

最初のページの塊を切り離す際に,背表紙もろとも切り離すのがこの後の作業を簡単にするコツ.

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標準的な厚さの文庫本/新書であれば,3~4つの塊にバラします.

Ss24

そして次に取り出したのは,ローラーカッター

ローラーカッターで各ページを数(十)ページずつジーコロジーコロとカットします.この場合も,背表紙から少し広めに切り離しておくと,糊の付着等を避けることが出来,スキャン時の事故を減らすことが出来ます.

ローラーカッターで行う代わりに,普通のカッターと定規でチマチマと切ることも出来ますが,精度の面でも労力の面でもあまりメリットは無いでしょう.安いものでも良いので,ローラーカッターの導入をお薦めします.

新規購入であれば,DC-210N辺りがお薦めです.カットされる場所が光で示されるほか,40枚まで一度にカット出来るので,手間もかなり少なくなるでしょう.そして裁断機の場合は替え刃が高額(1万円オーバー)なのですが,ローラーカッターの場合は廉価なのも嬉しい点です(DC-210N用替え刃は2枚で500円くらい).

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裁断機と比較してローラーカッターの良いところは,カットする場所が分かりやすく,また,丁寧にカットできることでしょうか.性能外では,保管時にコンパクトに収まる点も嬉しいポイント.

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裁断機ではガションと一気に切れますが,(当然ながら)ローラーカッターでは時間がかかります.

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そして紙の束となった新書を,ScanSnap fi-4110EOX2でスキャン.

昔は『超高速!どんどんスキャンされて行く!』とか思ったものですが,やはりS1500を見てしまうと,新幹線と路面電車程の違いを感じます.数値上はそこまでの差は無いのですが,体感では牛歩を見ている感じといいますか…

あと,fi-4110EOX2は重送(複数のページを一度にフィードしてしまう事故)を検知する機構を持たないため,スキャン後にスキャンされたページ数と実際のページ数の比較は必須です.そして足りなかった場合は,どのページが抜けていたかを調べて…という苦行が始まります.新しい文庫本や新書であれば比較的重送は少ないのですが,薄手の紙や,少し湿気を吸っている紙,ツルツルした紙の場合は重送が多くなりがちです.

ScanSnap S1500は超音波を使用した重送検出が可能で,この精度が神レベルのため,この作業効率は大きく変わります.スキャン後にページ数を突き合わせる必要性が無いほどの精度があります.

あと,カラースキャンの画質も大きく向上していますので,仮に少し前のScanSnapやそれに類するドキュメントスキャナを持っていたとしても,カラースキャンが必要な場合は買い替えを検討しても良いかもしれません.

私もScanSnap fi-4110EOX2で文庫本・新書を10冊程スキャンした後,S1500を購入数する決意をしました.そして文庫や新書はfi-4110EOX2も併用して…とか思っていたのですが,結局現在はS1500一本でやっています.

と,いうことで,続く

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