携帯付箋紙ケース:GUM-CASE
本や資料読んでいて気になったページにペタッ.ノートに書いていてマークを付けたいページにペタッ.他人の書いたものを校正しているときに一言メモを付けながらペタッ.
当たり前のように使っているけど,改めて考えると付箋紙(ポストイット/Post-Itは3Mの登録商標)は実に便利な道具.貼って剥がせて糊が残ることも無いので安心して使える.そしてそのプロジェクトXばりの生い立ちを知ると,さらに愛着が沸いて来ようというもの.
私の場合,最近は手帳に対しては フラッグ/フィルムタイプのPost It を使うようになったけれど,本を読むときにはいつも,紙のタイプの付箋紙を手元に置いて読んでます.ある程度再利用しているけれど,消費量も結構なもの.
そんなわけで,メモ用紙,ペン,付箋紙が常に近くにないと不安に感じるほどなんだけど, メモとペンは何とかなった一方,付箋紙の方は,うまい持ち運び方法や収納(?)方法が見付からなかった.
付箋紙ってこういう面から考えると,結構厄介な物なんだよね.袋に入れっぱなしだと使うとき出しにくくて不便.出して机の上に転がしておくと,気が付くとミトコンドリアの分裂みたいにどんどん割れて行って,割れた最背面の糊の部分に埃が盛大に付着してたりする.
以前,伊藤園のお茶のオマケで,素晴らしい付箋紙ケースが付いてたらしいのだけど,知ったときには既に遅しだった.悔しくってフリスクケースを加工したりもしてみたのだけど,今ひとつだった.そんなとき,たまたま覗いたダイソーで,写真のGUM-CASEに出会ったというわけなんだ.
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最近開店したダイソーにて捕獲.100円也. 本来の用途は,ガムを携帯するためのケース.ボトル入りのガムを小分けにして携帯するための物という感じでしょうか. |
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『A-039』という番号が付いている. ダイソーであれば,店頭に在庫が無くても,おそらくこの番号で発注すれば取り寄せてもらえるはず.最小注文単位は分からないけど… |
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開けるとこんな感じ.ストラップ付き.かなりカッチリした作りで耐久性もありそう. 蓋の部分も,きちんと蝶番式になっている. |
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カラバリは青と白. |
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開けるとこんな感じ. 傾けたときにガムが一気にジャラジャラ出ないように,覆いが開口部の半分を覆っている. |
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この覆いは単にはめ込まれているだけなので,簡単に外れます. |
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まず入れてみたのは
Post-Itの710RP-K.
50x75mmの100枚*10パッド入りで,だいたい250円前後.辛うじてメモも書ける最細タイプかな. |
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GUM-CASEには5パッド収まる. 合計500枚也. |
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覆いもパチッとうまくはまる. そして覆いが本来の機能通り働いてくれる.傾けたときに一気に全部出てくるなんてことがなく.大変具合が良い. |
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次なるは
Post-It の715RP-K サイズは25x7.5mmで,100枚*10パッド入っている.値段は少し安くて200円強で売られている. 別メーカー製であれば,100円前後で売られているものもあったりする.コストパフォーマンスが良い. 私はこれを読書時に愛用している.本の場合は見出し(マーカー)としてのみ使うので,この長さが読書の邪魔にならなくて非常に具合が良い. |
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ただし,このサイズのPost-Itの場合,まるでレンガのように固く締まっているため,転がしておくとどっちが固定面か分からなくなります.つまり,めくって1枚剥がすときに一瞬方向が分からず難渋する. そこで左の写真のように,固定面にマジックで色を塗っておくと良いでしょう.ちょっとしたライフハック. |
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GUM-CASEに入れるとこんな感じ. 1000枚全て入ります. しかし… |
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この入れ方(全て立てる)だと,覆いが少し浮いてしまい,ガタ付くと同時に蓋がうまく閉まりません. |
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そこでこのような入れ方にすると, |
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パチッと計ったかのようにうまく収まります. 非常に良い感じ. そして使用中は,使いかけのパッドを覆いの上にちょこんと置いておける点も便利です. |
と,そんなわけで,付箋紙の持ち運びと収納を同時に華麗にクリアすることが出来るようになりました.GUM-CASEは収まりだけでなく,見かけもしっかりしているし,収納量も相当なものなので,最適解と言っても良いのではないでしょうか.
そして付箋紙を鞄に入れるときには,バラバラにならないように滅茶苦茶気を遣ったものですが,今は『ポイッ』と適当にブリーフケースに放り込んでおけるので気が楽になりました.ハードケースはこういう点でもありがたい.
同じ悩みを抱えておられる方は是非お試しあれ.
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