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2007年5月18日 (金)

ノート諸々(3) 【Ciak】

 最近少し大きめの文具屋/コーナーの店頭で見かけるようになって来たCiak.その形状や,イタリア製ということから Moleskine と比較されることが多いようですが,指向している方向は少々異なるようにも思います.Ciakの方が無骨な感じ.逆にそれがレトロ&モダンな雰囲気をより強く醸し出しているような気がします.

 あ,いや,Moleskineはイタリア製と思われている方が多いようですが,最近のは中国製のようですね.そしてメーカーの品質管理に関する公式な見解はこのような感じ.個人的には,きちんとした品質が維持されており,かつ,使い易いものであれば何処の国製でも良いのですが,品質が悪くなるわ価格も上がるわでは何とも…閑話休題.

 話を Ciak に戻すと,実は以前百貨店の文具売り場で見かけた際に,手にとってみたりしていたのですが,『このサイズのノートはいくつか持っているので多分使わないだろうなぁ』ということで,そのときは結局購入には至りませんでした.しかしその後,どうしても頭から離れず,通販で別のものを購入するついでに1冊だけ購入してみるとことに.

 Ciakには,small,mediam,largeと3種類.用紙は横罫,4[mm]方眼ノート,スケッチブック,マルチカラー横罫の4種類があるほか(ノートに挟まれていたカタログを見ると,その他にも諸々あるようだ),表紙の色も選べます.[ 楽天リンク]

 今回私が購入したものは,サイズはsmall,用紙は4[mm]方眼,色は無難な黒をチョイス.バリバリに Moleskine Pocket notebook の Squared を意識してみました :-)

Moleskine同様,ラッピングされています.
中身が何か(横罫,方眼,etc)は,この帯に印刷されています.写真は4mm方眼
Oxfordと異なり, http://www.ciak.fi.it はアクセス出来ました :-)

帯に印刷されている説明書き(上)および,挟まれていたチラシ兼説明書き(下).『Ciakは2001に作られた』まで読んだ ;-)
断面が丸いゴムで横方向に閉じるようになっています.そして手帳の表紙には,ゴムが引っかかって固定されるように,小さな切れ込みが入っています.
Moleskine や Rollbahnもそうですが,やはりある程度大きい/厚いノートでは,ゴムバンドは便利.カバンに無造作に突っ込んでも,『鞄の中で開脚→移動中に揉まれまくって用紙がグチャグチャ』なんてことにならないので.
ペタッと開く構造になっていますが,表紙がしっかりした厚さのある人工皮革なので,ある程度クセが付くまでは180度ベタッと開くのは辛いかも.
方眼の印刷の濃さは,筆記を邪魔しない丁度良い感じだが…むむっ.シミ発見.
むむむっ.方眼の印刷にズレがっ(クリックし,大きな画像にして見ると良く分かります)
『Handmade in Italy』との刻印.
ペンホルダーは無いのですが,ゴムバンドが横方向なので,このようにペンを挟むことが出来ます.写真はSHARBO-X.ちょっとSmallに挿すには長いですね.
Moleskine pocketと並べてみるとこんな感じ.Ciakの方が横幅があり,縦は若干短い.
どちらも192ページなのに厚さはこんなに違う.Ciakは 110[g/m^2]もある厚い紙を使用しているため.Moleskineで裏抜けするようなフロー/インクの万年筆でも,Ciakなら大丈夫でしょう.

 何度も買おうか買うまいか悩んでいたのですが,実際に購入していじくり回し,諸々納得しました.

 品質の面では上記の写真にありますように,『ラテンな品質』だなぁという感じがそこはかとなくして来ます.ただ,接着も含めて作り自体はしっかりしていますので,実用上の問題(使っているうちに短期間でバラバラになってしまうとか)は出ないのではないかと思います.

 また,表紙に使われている革のレトロな感じや肌触りが何とも言えない良い感じです.見栄えという意味では,『流石イタリアン』と,言いたくなるような存在感があります.また,横方向のゴムバンドは意外に便利で,ペンを挿して一緒に持ち運べるという点は実に機能的.あ,後は当然ながら栞も付いています.少々紐が長い気がしますが.

 逆にマイナスポイントとしては,少し使ってみて2点程気になりました.一つ目は,私にとっては少々横幅が広いかなという感じがしたこと.写真を見ても分かるように,特殊な縦横比ではないのですが,広げたときに,正方形の紙を横に2つ並べたようなバランスの悪さを感じるときがあります.おそらく横幅を狭めたノートを私はよく使用しているためだと思うのですが,卓上以外で使う場合は少々しんどいかも.
 2つ目は,表紙に使用されている革が結構固いため,ある程度慣らしが必要そうだという点.正直言って,最初のうちは開くのがかなり苦痛かも…特に中央付近に筆記するときに.これがある程度クタッとしてきて開きやすくなってきたときには,手放せないものになっているかもしれません.

 最初のうちは使いにくいけど,次第に味が出てきて手放せないものになる…なんて雰囲気がそこはかとなくノートであります.

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