山男でなくても楽しめるマンガ:「岳」
本屋で見かけ,表紙に心惹かれたので1冊購入.読んでみたら面白かったので大人買い.先日第6巻が出たのだけど,これはAmazonに予約→届いたのを速攻で読んだ.最近このパターンが多いなぁ.
今までも山岳を題材としたマンガは何冊か読んだけど,「これは!」と,いうものに出会ったことはほぼ無きに等しい.
連載の最初の方では壮大なストーリーになりそうだと期待させられ,やがてちょっとおかしくなり,最後の方は尻すぼみで打ち切り同然に終わるという展開も何度か見てきた.映像であれば,『クリフハンガー』 とか『バーティカルリミット』 のようにアクションで魅せるという手もあると思うけど,静止画では限界があるしね….
で,この『岳』というマンガは,その例外.『山岳』が題材ではあるのだけど,それが描きたくて描かれたマンガという感じではない.作者は相当山が好きなようだけど,本筋は所謂『ヒューマンドラマ』的な話.山岳救助のボランティアが主人公のマンガで,アクション的な派手さとかそういうものは無く,ストーリーだけで魅せようとしている.そして基本的に各話で完結しているのも良い.
山岳マンガの難しさというのは色々とあると思うけど,やはり絵のみで『シンドさ』とか『苦しさ』とかを表現するのは非常に難しいと思うし,気を失うんじゃないかというくらいの『寒さ』とか,命の危険を感じるほどの『恐怖』ってのも体験したことのない人に伝えるのはかなり厳しいと思う.案外こういう表現にチャレンジし,失敗とまでは行かないけれど,充分に伝わらなくてコケてしまったマンガが結構多いのかもしれない.
でも,『岳』は『それ』がメインではないので,仮にうまく伝わらなくても,話が台無しになることはないように思う.ストーリーだけでも秀逸です.そして『仮にうまく伝わらなくても…』と書いたけど,私は雪山の話は読んでいてブルブル来たので,表現力や描写力も相当あるように思う.
山登りの好きな人にも,あまり興味の無い人にもお勧めしたいマンガです.
(人が亡くなる話が多いので,辛い結末が多くはあるけれど...)
とは言え,私はそんなに登山が好きなわけではありません.でも,景観の良い所に行くと,ガンガン上を目指して登ってしまったりする.最後にマトモな登山(トレッキングですが)したのはいつだったかな~と,写真眺めていたら,色々と懐かしいものが出て来たので少し貼ってみるテスト.
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