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2019年7月 1日 (月)

手軽で便利なノートに挟めるハードケース入りボールペンセット:uni-ball R:E+アールイープラス)

三菱鉛筆でプレスリリースが出てから,ソワソワしながら待ってたんですよ.でも,Amazonで扱いが始まらないし,機会がある毎にリアル店舗巡りをしたんです.そして結局29日に京都ヨドでゲット.

その後検索かけてみたら,Amazonでも扱いがあることが判明.楽天とかだと,この辺りですね.

最初にネガティブなことを書かせて頂きますと,やはり製品名ってとても重要だと思うんですよね.三菱鉛筆の公式ページを読むと,製品名が『ユニボール R:E +』です.では,『これをネット検索するときにどうしますか?』という話なんです.イマドキですと『ネットで検索できないモノは存在しないのと同じ』とまでは言いませんが,検索エンジン等に引っかかるかは重要な要素ですよね.記号は検索エンジンで特殊な扱いをされることがあるし,製品名のアルファベット部分をどのように検索するかのパターンによっては全然リーチ出来ない.一方で競合商品と言えるパイロットのフリクションは,"frixion"よりも『フリクション』で通していることが多いので,リーチし易い.

具体例を挙げると,例えばAmazonだと公式ページにある『ユニボール R:E + 』だと引っかからないけど『uni-ball R:E+』だと引っかかる.そして公式ページにあるフリガナの『ユニボール アールイープラス 』でも引っかからず,品名の『URP-800-05』でもダメ.慣れている人であればJANコードで検索かけて辿り着くと思うけど,『ちょっと気になって』程度の関心であれば,『あ,出てこない(検索に引っかからない).じゃ,いっか』になっちゃう.こういうことが重なるとしたら,製品名でとても損していると思うんですよね.

と,少々思う所あって書きましたが,私の場合は検索に引っかからなかろうが,普段のルートの文房具屋で扱いが無かろうが,『どうしても欲欲しいし使ってみたい』という強い意志の元に万難を廃して(という程でもないけど)探して入手まで辿り着けました.で,実際に試してみると思った通り『便利』な製品です.製品名のセンスではなく,製品名の検索性のせいで損しているのが残念だなぁ…ということでレビュー.ほんと,良い製品なんですよ,これがまた.

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今回購入したのは『ネイビー』.カラバリは4色展開で,この他にパールピンクパールホワイトガンメタリックがあります.

カラバリ的には女性向けに2色(ピンク,ホワイト),男性向け2色(ネイビー,ガンメタ)という分類だと思いますが,店頭で見た感じでは『ガンメタ』だけがガサッと在庫が減っていて,女性向け2ラインは店頭在庫が潤沢に残っている感じでした.意外と文具女子の琴線に触れてない可能性….

『3in1』とありますが,これは多色ボールペンという意味では無く,3本のペンが1つのパッケージに入っているという意味です.

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現在では一般名称として通るものでも,実は特定の製品を示す登録商標であることがあります.例えば『ステップラー』を『ホチキス』と言うことが多いし,『メカニカルペンシル』を『シャープ』と呼ぶことも多い.同様に,『消せるボールペン』を(PILOTの)『フリクション』と呼ぶことが一般化しつつあるような気もしますが,本製品にはその対抗馬である『R:E』が入っています.0.5mmの『オフブラック』と『ローズレッド』が各1本.そしてヌラヌラ油性ボールペンの定番の『ジェットストリーム』の0.5mmの黒が1本.合わせて3本入り.

リフィルが細字の0.38mmでなく,0.5mmになっている理由は汎用性とユーザビリティを考えてですかね.小さくチマチマと字や図を書く/描く人よりも,0.5mmでシッカリクッキリと書く/描く方がユーザの方が多いと思いますし.

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そして『手帳やノートにスッキリはさまる』金属製のクリップ.

本体一体型でなく,別パーツになっている点が秀逸です.何故かは後述.

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裏面に説明書き.

替えのリフィルはR:E用が『URR-100-05』,ジェットストリームが『SXR-5』.

専用のリフィルではないので,例えば黒色用の軸に青色を入れたり,0.5mmでなく0.38mm,ジェットストリームであれば1.0mmの太字に入れ替えて使うのもアリかと思います.

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本体とクリップ.

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ガンメタに少し心揺らぎましたが…見て下さい.このネイビーのメタリックな輝きを.美しい!! 大好き!! 私の好みのストライクゾーンど真ん中!!!

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下の方に『JAPAN』の刻印.

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本体は2パーツ構成になっていて,下部はマットブラックのパーツになっています.プッシュ式のボタンの上に『uni』のロゴ.

シンプルでデザイン性を損ねず,上品な感じですね.

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収納時,ペンはこのようにキャップの上部が少し出ている状態で収められています.

この程度であれば,飛び出した部分に何かが引っかかって…とかいう事故はまず無いでしょう.そしてペンの頭はは剥き出しです.仮に蓋付きであった場合,書き出し時に追加で 1アクション必要になるので,ちょっと面倒.また,パーツが増えるとコストアップになるし,可動部が増えると壊れ易くなる.日常使いの製品としてよく考えられています.

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本体裏側上部に凹部があります.

必要であれば,この部分に別パーツとなっているクリップを取り付けます.逆に言うと,クリップが不要であれば別に付けなくても良い.その場合は,内部に3本収納のコンパクトなハードペンケースとして使えます.

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クリップは幅広かつ薄型の金属製です.幅が広いのでノートの表紙に取り付けた際にヨレにくく,本体が浮きにくくなります.また,厚さが薄いので嵩張りにくく,金属製なので耐久性も十分.樹脂製だと割れやすいし,割れた際に本体をなくしたり,割れたパーツが尖った状態になることがあるので危険.安全面にも配慮して…ということかな.

その一方で,極端に厚い表紙にはマチ厚の関係で固定出来ません(ペンチで加工すれば出来なくは無いけど).

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そしてクリップの裏側.

粘着シールで本体に固定するようになっています.『パーツを嵌め込む』のような構造にしてしまうと,本体に何か引っ掛けて大きな力がかかった場合,派手にノートか手帳の表紙を巻き込んで破りつつ自身のパーツ破損に繋がります.一方で固定をシールで行えば,大きな力がかかった場合でもシールが剥がれるだけで済むため,破壊を局所化出来るわけです.

懸念事項は粘着力と耐久性,そして経年変化ですが,最近の粘着シールは性能が良いので,まぁ普通に使う分には問題無いでしょう.

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ペリペリッと保護シートを剥がしてから貼ります.それなりに接着面の面積は広いです.そしてシールの厚みは薄い.

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こんな感じで本体の凹みに収まるように貼ります.

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上側から見ると,こんな感じでクリップが本体から大きく飛び出さないのが分かります.

あと,3本のペンには色と太さが印刷されており,軸の色がR:Eは白色,ジェットストリームは黒色です.パッと見で判断出来るのは重要です.油性BPを使っていると思って重要書類を書き進めていたのに,途中で『あ,これR:Eの方だ…』なんてことになったら悪夢ですよね.

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ペンの取り出し方ですが,本体下部のボタンを押します.

ペンの上部を押して…のようなノック式だと,カバンに入れたときに勝手に飛び出していて…という事故率が高いことが想定されるので,実に好ましい構造です.そしてボタンは本体とツライチになっているため,意識して押下しないと機能しないでしょう.そのため,持ち運び時に不意にペンが飛び出してしまうようなことは,まず無いでしょう.

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収納時はこのように数ミリ頭が出ていますが…

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ボタンをプッシュすると3本とも頭が飛び出て来てこの位置でロックされます.この状態から,使用したいペンを指で掴んでぴっぱり出します.

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このくらい出ていたら問題無く摘まめます.この状態でもペン先は本体に軽くロックされているため,勝手には脱落しません.意図的に抜かないと抜けません.

あと,元の状態でも若干ペンの頭が出ているのは,おそらくメカ的な故障が発生した場合でも,『指先で無理矢理摘まみ出せば使える』という状態にしたということかなと思います.完全に収納されていた場合,先端の細いラジオペンチ等,ペンの取り出しには何らかの工具が必要になることでしょう.

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1本ずつしか抜けないような構造にはなっておらず,3本共に抜くことも出来ます.

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R:Eの方だけ,ペン先が緑色のチップで保護されていました.

ペンは樹脂製でサラサラした肌触り.凹凸で滑り止めを作ってありますが,軸の断面は円形で,例えば転がり防止の突起が付いていたりということはありません.

あと,フリクションは軸の末端に付いているラバーで擦らないと消字出来ませんが,このR:Eは軸のどこで擦っても消せます.

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ペンにはクリップも無し.そしてR:Eには『uni-ball R:E』のロゴ.

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ジェットストリームには『uni JETSTREAM』のロゴ.

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分解するとこんな感じ.リフィルは普通に交換出来ますし,専用品では無く,入手性も良いです.

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手頃なノートが無かったので,近くにあったA5サイズのルーズリーフノートの表紙にクリップで固定してみました.

ペン3本のみというのが絶妙.普通のプラもしくは厚紙の表紙であれば,余裕でこの重量を支えられます.もしもこれが欲張って4~5本入りにしていたら,手帳に付けると横幅が広過ぎてバランスが悪かったり,表紙がへナッと変型して少々残念な状態になったと思う.

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また,下の写真を見ても分かる通り,ペンの頭も含めて殆ど飛び出さないため,ほぼ表紙とツライチになります.これは持ち運び時やカバンの中で引っかかって事故を起こさないためにも重要.あと前述の通り,幅広のクリップに助けられてしっかり固定されてグラグラしないほか,位置がズレたりもしにくくなっています.ノートに小型の筆箱をゴムバンドで巻いて固定するタイプやマグネットで挟み込むタイプと比べると,安定感が違います.

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表紙裏側からクリップを見るとこんな感じ.あまり大きく凸ってないため,表紙裏の1枚目の紙を激しく傷付けることは無いでしょう.

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次に卓上&たまに持ち出し手帳として使用している『NOLTYクレスト2 ネイビー』(ウイークリー・バーチカル,103*175mm)に付けてみたらこんな感じ.

大きさのバランスもカラーリングも完璧なマリアージュ.この組み合わせ,凄く良いです.既に2020年用の予約が出来るようになっているので,この組み合わせで使い続けるためにクリックしておこうかなぁ(笑)

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当然筆記用具なので書き味とかそれ系の性能も重要ですよね.

書いてみるとこんな感じ.R:Eの黒の最初がゴニョゴニョしてるのは,書き出しでインクが出にくかったから.あと,実は私がR:Eを使うのはこれが初めてなのですが,若干インクフローが悪い感じがするものの,書けているときは普通にスルスル書けて筆記感は良い感じです.ただ,フリクション同様に色が薄めですね.特に黒.インクの色が『オフブラック』となっている点からもお察し下さい…と,いった所でしょうか.

ただ,必要十分な濃さはあります.『薄すぎて使えない』という程ではありません.

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R:Eは『消せるボールペン』です.おまけに『R:E+』では軸全体のどこで擦っても消えますので,寝かして擦ってみました.うむ,きちんと消えてますな.

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まとめ

と,いうことで,ワクワクしながら捕獲して意気揚々と帰って来たわけですが,実際に使ってみると想像以上に良い物でした.

使い勝手,その他に関して非常に細かな所までよく考えられており,今のところ構造的な不満はありません.筆記用具を持っての会議室間の移動であるとか,必要最小限の荷物を持って出先へ…のようなときに,今後は迷わなくて済みそうです.ノートまたは手帳にこれを挟めば完了.実に簡単.

少し余談になりますが,学生時代は兎も角,社会人になると筆箱を持ち歩かなくなるんですよね.私も普段はBP1本と多色BPを1本をカバンに入れているのと,緊急時用に財布の中に4Cのリフィルをそのまま入れているくらい.そう言えば,『人生に挫折した若者が若返る薬を飲んで高校生に戻って人生をやり直す』っていうストーリーの『ReLife』でも,登校初日に社会人の癖で文房具を持っておらず,リュックの中を探し回った挙げ句にタバコがポロリで『ちょ,ちょっと,それ何?後で職員室に来い!!』な流れがありましたな.それにしても,この作品は途中のどんでん返しが実に衝撃的でした.Webマンガで鳥肌立ったのはコレが初めてだったかも.そういう意味でも,アニメは無理に最後を詰め込まずに2期とか3期に分けてじっくり大切に作り込んで欲しかったなぁ….あと,映画のReLifeも凄く良かった(2年前のレビュー)ので観ていない人は是非.

一応書いておくと,ReLifeとR:EのRE繋がりって洒落で例に挙げたのではありません(笑)

大抵の社会人は時計とスマホと財布は持ち歩くけど,筆記用具を持ち歩く人って少ないじゃないですか.かと言って,職場で筆記用具を使わないかというと(一部を除いて)そうでもないので,全く使わなくなるわけではない.道具は使用場所に置きっぱなしなだけです.その一方で,出先でちょっとメモしたいってシチュエーションは結構あります.急に何かをメモリしないといけないとき,例えば電話しながら紙片にサラサラッと走り書きしたり,何かを思い付いたときに忘れないうちに手早く手帳に図やアイデアをスケッチしたい/するときってありますよね.でも,手元にスマホしか無かったとしたら,直感的かつダイレクトに記録出来ない.そうこうしているうちにアイデアに羽が生えて飛んで行ってしまうことも….

なので,

  • コンパクトに(単純に物理的な大きさではなく,収まりが良く)
  • スタイリッシュに(ダサくないように格好良く/かわいく)
  • 実用的なモノを(形状・大きさが使いやすさを阻害しない物.最低限油性BP1色.欲を言えば更に色分けして書けるように多色BPを.多色は消せるBPならなお可)

辺りをクリアするセットがあれば,オトナも筆記用具を持ち歩くようになるんじゃないかと思うわけです.

あとは書く先をどうするかですが,手帳やメモ帳,先日ポストした『パッとメモ』のようなものを『とりあえずは』想定し,あとは今回紹介した『R:E+』を持ち歩けばスマートに解決するんじゃないかと思うわけですよ.

『スタイリッシュに』を少し妥協すれば,測量野帳と多色ボールペンのレポーターの組み合わせを推奨したい所ですが,ニッチ過ぎ,この組み合わせの格好良さが分かる人にしか分からない可能性が大.『R:E+』であれば普通の人も『おっ』と目を引くであろうし,文具クラスタな人からも『先日出たアレだね』って言われて『そうそう,これがネ』と,話が盛り上がるわけですよ.

あと脱線ですが,測量野帳の60周年記念限定品の予約はしましたか?殆どの物は既に予約出来ない状態ですが,一部の製品はまだ予約出来ます.『欲しい!』と,思う人はお急ぎなされ.

で,この製品の不満点はと言うと,『消せるボールペン』特有の問題と言いますか,インクの発色の薄さでしょうか.これがもう少し濃かったらなぁと思います.R:Eのインクがメチャクチャ濃くなれば,フリクションの市場占有率を大きくひっくり返すことが出来るんじゃないかなぁとすら思います.でも一朝一夕には難しいでしょうね...フリクションも含めて応援し続けています.

と,いうことで,必要最小限の筆記用具をスマートに持ち運びたいとい人にはuniの『R:E+』,超オススメです.格好良いし使い易い.

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