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2019年4月 8日 (月)

流石の使い心地とデザイン:『大人の太芯シャープ』コクヨ 鉛筆シャープ/enpitsu sharp Type MX

コクヨの『鉛筆シャープ』ことenpitsu sharpですが,Type MおよびType Mx(公式)というシリーズが出ました.

従来からあった『鉛筆シャープ』は手軽に使えるけどクリップが無く,『鉛筆シャープ TypeS』はイレーサーやクリップが付いて実用性が上がったけど,黒以外はカジュアル過ぎて仕事場で使うのには抵抗があって…あと,プラスティッキーな感じが…という感じでした.

元々このゾーンには『大人の鉛筆』のような『芯ホルダー』と呼ばれるカテゴリの筆記用具があり(『大人の鉛筆』は比較的新しい製品ですが),2mm芯またはそれ以上の太さの芯を使われていました.古くからある製品のためか年配のユーザにコレクター的な熱狂的なファンが多いのですが,かく言う私も最近ではコレとかコレを使っていました.が,2mm~の芯は中途半端に太く,シャープナーで削らないと今ひとつ使いにくい感じ.ラフスケッチのときは別に気にならないし,製図の時はどっちにしろ削るんですけどね…と,言うか最近製図はドラフター使いませんかCADですかそうですか(笑)

で,何年か前から雑誌付録その他で0.5mm以上の所謂『太芯シャープ』の布教活動が進んだせいか,ちょっとした文房具屋でも0.3mmや0.5mm以外の芯も購入出来るようになりました.ようやくリフィルの兵站が不安無く使えるようになったと言えます.十分に普及したと言えましょう.

シャープを使用していて使い勝手が悪いと感じるポイントは,書いていてポキポキと芯が折れる事です.最近はオレンズをはじめとする『芯が折れないシャープ』の普及によって様相が変わってきていますが,『複雑な構造が無くても,芯が折れないくらい太ければ折れない』という至極当たり前の理論を体現しているのが太芯シャープです.更には芯が太いために使い易い.これは鉛筆を使っていて感じることと同じですが,ペンを立てても寝かせても使えることにより,実に使い勝手が良くなります.例えばカリカリと細かく時を書くときと,ザックリと絵や図を描くときは,ペンの持ち方が違いますよね.0.5mmくらいのシャープの場合,ザックリと絵を描こうと思っても,紙の上で素早くペン先を走らせるのは危険.ノートに穴を開けて紙を引き千切ってしまうこともあるわけです.太芯シャープの場合はそういう心配はほぼ皆無.

ところが前述の通り,なぜかこのゾーンにはカジュアルな製品しかありませんでした(一部,こういった高級志向の製品もありますが…).特にアウトなのが,ビビットなカラーリング.デザイン系の業界であれば良いのでしょうけどね.

そんなわけで,『太芯シャープがあれば便利なんだけどな』というときでも,職場や客先で使うのが憚られていました.が,そんなフラストレーションも,TypeM および TypeMxの登場により解決です.

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出張のついでに東北・関東・九州の文房具屋を覗くことが多いのですが,急にここ1~2週間で鉛筆シャープの店頭在庫がゴッソリと無くなって来ているように思います.何か話題に/誰かがメディアで採り上げたのかな.

一応ラインナップとしては,ラバーグリップの『TypeM』とメタルグリップの『TypeMx』があり,それぞれ0.7mm/0.9mm/1.3mmのラインナップです.

『自分に合う芯の太さ』に関しては,十人十色だと思います.私の場合は0.7mmは0.5mmとあまり変わらなく感じて『折れにくい0.5mm』という感じであり,1.3mmは『ちょっと太いかな…』という感じ.そして0.9mmが使い勝手的に丁度良い感じでした.

そしてTypeMとTypeMxの違いはと言うと,一つは価格.TypeMは定価で550円,TypeMxは1000円です.デザインで言うとTypeMの方は透明樹脂の部分が長く,TypeMxは樹脂部分はワンポイントになっているのみでペン全体がメタルのブラック.一番違うのはグリップで,TypeMはラバーでTypeMxはメタルです.

これも好みの問題だと思いますが,加水分解恐怖症なワタクシと致しましては,やはりメタルグリップをチョイス.長時間使い続ける場合はラバーの方が疲れにくいかもしれませんけどね.あと,メタルの重量感としてズシッ…とまでは行きませんが,低重心で書きやすく感じます.

と,いうことで,TypeMxの0.9mmをチョイス.

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0.7/0.9/1.3mmの3バリエーションなのですが,TypeMもTypeMxも芯径とカラーを紐付けています.0.7mmは青0.9mmは赤1.3mmは緑です.本体にも対応した色のチップが付いているので,ぱっと見で判断が付きます.こういう細やかな工夫が嬉しいですな.

あと,パッケージにも印刷されていますが,『折れにくい<太芯>』が一番のウリのようですね.それと控えめに印刷された『黒芯』という表示は,もしかしたら(0.9mmを表している赤色が)『これって赤芯?』と,勘違いされるお客さんが一定数いるからなのかもしれません.

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最近は殆どのシャープでそうなのですが,ある程度の長さのパイプが使用されていて筆記場所が見やすく,そして非使用時はパイプが収納されて折れないようになっています.

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裏面の説明書き.メーカー的には,0.7mmはノートへの書き込み,0.9mmは資料・構想の下書き,1.3mmはアイデアの整理に という使い分けを提案しています.

確かに1.3mmでノート取りは線が太くて細かな字を書くのはシンドイし,0.7mmでラフなスケッチは描きにくいけど,0.9mmならどちらの用途にもそれなりに使えるオールマイティなプレイヤーかなと思います.

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あと,小さい判型のリーフレットが転倒に置かれていたのですが….

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TypeMやTypeMxはこういうイメージじゃない感が….

洗練されたビジネスマン向けの,『ちょっと』高級なラインナップというイメージで売った方が良いと思うなぁ.

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で,本体です.

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普通(?)のシャープと同様,カチカチとやるとパイプが伸びて芯が出ます.

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グリップは六角形のメタルグリップ.

ツンツンとエッジの利いた自己主張の激しいローレット加工では無いため,ペンケース内に普通に収めても他のペンを傷付けません.安全・安心です.

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そしてワンポイント.芯径に対応した色の樹脂製の半透明チップの上に,芯径が印刷されています.

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そしてクリップは金属製.菱形のようなちょっと変わった形をしてますな.

ここにも芯径を示すチップが付いているので,ペン立てに挿しておいても視認できます.

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クリップは比較的幅広です.スーツのポケットに挿していても違和感無いと思う.

また,作業服に挿し,測量野帳とのコンビで使っても良い感じかも.耐久性的に問題無さそう.

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イレーサーはこの位置にあります.

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軸を回して繰り出すタイプです.tombowのあのペン的と言いますか,そんな感じです.

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長さはこんな感じ.おまけの『使えないこともない消しゴム』という感じでは無く,結構良い感じで使えます.替えの消しゴムがなかなか店頭dで売られていないのですが,ネット通販なら在庫あり.3本100円也.

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芯はイレーサーの収められている部分を抜いて補充します.

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シャープを使っていて悩ましいのは芯切れ.

一部のボールペンのようにインク残量が常に無得ているわけではないので,『いつの間にか使い切っていて,カチカチやって芯が出てこないのでタンクを開けたら空だった.替芯も,無くなったので今度買っておこうと思ってはいたけどまだ買ってない』なんてことが起こり得ます.そして0.7/0.9/1.3mmはまだコンビニで売られている程普及はしていないので,芯が無くなったら絶望的になるシチュエーションがあるかも.

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そんな意味もあり,少しでも多めに芯をタンクに入れおきたいわけですが,約10本程は入ります.

これだけ入れば,予備の替芯が切れてから買うタイミングまで十分持つでしょう.

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替芯も純正で行ってみました.

HB,B,2Bとありますが,一番色が濃く出る2Bを愛用中.柔らかい書き味でクッキリシッカリ筆記できるので病み付きになります.ここにも印刷されていますね.『太い芯だから折れにくい!』.

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ランニングコストは0.5mm芯と比べると割高に感じますが,Amazonで3個セットで購入すると1本あたり6円で,1cm 1円です.それ程でもありません.1円玉の直径が2cmなので…って何を計算し始めているんだ,俺.

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実際に書いてみるとこの色,この濃さ.2B良い感じです.書き味も良いです.

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あと,ゲルインクボールペンの『細』と比べても分かる通り,それ程太いわけではありません.そしてラフスケッチのように線を太く描きたい場合は軸を寝かして書けば良いわけで,中々使える子です.

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まとめ

と,いうことで,『シャープは学生の筆記用具』的な風潮がまだありますが,別に社会人がシャープを使ってはいけないということはありません.ただ,スーツを着ていると『ちょっとこのペンの色は…』という製品があり,また,お客さんなどから持ち物で値踏みされることもあるので(*),あまりチープな物を使用するのは憚られます.そのような意味で,太芯シャープにも高級軸と言いますか,スーツで使っても違和感のない軸の登場が待ち望まれていたわけです(少なくとも私からは :-) ).それが登場したわけです.それも完璧な物として.

(*)新社会人の皆さん,靴と鞄は良い物を,文房具や小物はセンスの良い物を使おうね.

大抵の初物は『出たことは出たけど,ちょっと この点が不満なんだよなぁ』なんて部分があったりしますが,TypeMxでは今の所皆無です.流石コクヨです.そして2B芯との組み合わせによって実現する書き味の良さと濃い筆記線.素晴らしいです.enpitsu sharp TypeMx の0.9mm2B芯の組み合わせ,超オススメです.

ついでに書くとTypeMxの1.3mmと,同じくコクヨの測量野帳とのコンビはマリアージュかも.フィールド/現場仕事では最強の組み合わせなんじゃなかろうか…と,思い,0.9mmに続いて1.3mmもゲットして使い始めた所であります.

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