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2018年12月

2018年12月 5日 (水)

サイエンティスト的な魂を持ったヒトのための手帳:ブルーバックス科学手帳

『科学』というものに初めて触れた記憶というのは,おそらく多くの人の場合は小学校の理科の実験ではないでしょうか.薬品を混ぜると化学反応を起こし…とか,実験の時間はワクワクしっぱなしでしたよね.

そこで『目の前で起きる全ての現象は様々な物理法則の元に成されており…』という点に興味を持ったり,『全ての事象は数式の解を求めることにより解き明かすことが出来るのだ!!』的な所に突っ走っていったり,もっと素朴に『世の中の森羅万象を知りたい』と思った・考えた人が,『科学者』と呼ばれる方向に突き進むわけです.本職でなくても,少なくとも『魂』は.

あと,幼少の頃に読んだ書籍が切っ掛けとなって科学の道に進む人もいます.そして私の周りの『科学者』というカテゴリに入るであろう多くの人が子供の頃から読んでいたのが,講談社のブルーバックスシリーズ.青い背表紙で『科学をあなたのポケットに』をキャッチコピーとして1963年から発刊されています.既にシリーズは2千冊を超えているのだとか.凄い.

かく言う私もこのシリーズが好きで,最初に購入したのは『ゲームの理論入門―チェスから核戦略まで』という本.たしか中学の頃に読み,その内容(考え方,判断の仕方)は自身の血肉になったことを実感出来ました.そしてその後,このシリーズの執筆者陣の末席を汚すことになり,読者に向けて科学を語ることになろうとは当時思いも寄らなかったけど.

ちなみにブルーバックスの『発刊のことば』には,このような事が書かれています.

科学をあなたのポケットに

 二十世紀最大の特色は、それが科学時代であるということです。科学は日に日に進歩を続け、止まるところを知りません。ひと昔前の夢物語もどんどん現実化しており、今やわれわれの生活の全てが、科学によってゆり動かされているといっても過言ではないでしょう。

 そのような背景を考えれば、学者や学生はもちろん、産業人も、セールスマンも、ジャーナリストも、家庭の主婦も、みんなが科学を知らなければ、時代の流れに逆らうことになるでしょう。

 ブルーバックス発刊の意義と必然性はそこにあります。このシリーズは、読む人に科学的に物を考える習慣と、科学的に物を見る目を養っていただくことを最大の目標にしています。そのためには、単に原理や法則の解説に終始するのでなくて、政治や経済など、社会科学や人文科学にも関連させて、広い視野から問題を追求していきます。科学はむずかしいという先入観を改める表現と構成、それも類書にないブルーバックスの特色であると信じます。

野間省一の言葉です.文中の『科学的に物を考える習慣と、科学的に物を見る目』という言葉が,梅棹忠夫の『知的生産の技術』の根底に流れているエッセンスと相通じるものを感じます.

しかし『科学』と言いますか,『数学』や『物理』等は試験勉強向けの理論的な座学中心になって来ると,途端に興味を失う人が多いんですよね.昨晩娘の勉強に付き合わされたときに,『この数式をグラフ化すると,こんなエレガントなものになるのだ~』的な説明をしても全く感動されなくて驚愕しました…閑話休題.

と,いうことで,前振りが長くなりましたが『ブルバーックス科学手帳2019』の紹介です.

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