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2018年10月 7日 (日)

ミリタリーマニアであれば必ず持っておくべき本:『壮烈! ドイツ機甲軍団 復刻版 (ジャガーバックス) 』

大変ご無沙汰しております.月の3割~半分くらいは出張で家を空けているような気がしている今日この頃で,すっかりこちらの更新が滞ってしまっています.しかしネタの仕込みはバッチリで,日々『おっ!!』というものを購入したり試してはいるのですが,アップ待ちの画像が増える一方です….

久しぶりの更新に際し,時期的に,何種類か購入し始めている2019年の手帳ネタを…と,思っていたのですが,ストックしてる画像フォルダを見てみたら…『おぉ,これを忘れていた!!』というのがありましたのでまずはそれから.

壮烈! ドイツ機甲軍団 (ジャガーバックス) 』です.

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この本の表紙を見て,体に電撃が走った人は多いと思います.いたいけな少年少女をミリタリーマニア沼に引きずり込んだ,ある意味洗脳の書であり,バイブルでもあります.

初版が1975年とのことなので,おそらくこのブログを読んでいる大半の人は生まれてすらいないと思いますが,私も発刊からかなり経ってから読み(たしか小学生の頃),一気に沼に沈み込んだような覚えがあります.

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当時はISBNなんて物は印刷されていませんでしたが,これにはあります.そして『復刊ドットコム』に復刊をリクエストした大勢の同志の声が届き,晴れて2017年に復刊.

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『ミリタリーファンのバイブル!』なんですよ!!

年代的には『ガルパン』を観る側ではなくて作る側の世代がバイブルとしていた本です.

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『男のロマン』なんですよ!!

WWIIのドイツ戦車は今でも大人気ですが,その人気に着火したのはこの本であると確信を持って言えます.異論は認めません.

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中身はと言うと,小学生でも読めるように全ての漢字にふりがなが振られています.そして昭和テイストで満たされています.今この本が『新刊』として出版されたとしても,(若い世代,特に小学生くらいの子で)購入する人は少ないかもしれません.

しかし,この本は歴史的価値のある本なんです.中身が古くさいとか言ってはいけません.その『古くささ』は歴史の重みなんです.ロゼッタストーンを見て,『なんだ,只の古い石版じゃん』なんて言わないのと同様,この本が現代に『新しく印刷された新品の本』として存在していることが奇跡なんです.古本屋でボロボロになった本ではなく,ピカピカの新品として読めるのが奇跡なんです.

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見て下さい.このマジノ要塞の断面図.この本が男の子のハートを一撃で射貫いた理由の一端が理解出来ますよね.男の子は秘密基地が大好きなんです.

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メインディッシュの戦車もこんな感じで断面図付き.

今はV号戦車のことを『パンター』って呼ぶのが一般的ですが,当時は英語読みの『パンサー』と呼ばれる方が多かった覚えがあります.同様にVI号戦車の『ティーガー』も,当時は『タイガー』と呼ばれていました.

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そして男の子はコレクション属性を持つ子が多い.そのため,このように図鑑的に色々なものが網羅・解説されているとグッとハートを鷲掴みされてしまうわけです.

しかし何気にマニアックな車両まで紹介されていて,ドイツ戦車・装甲車に限って言うと,これを超える本は『ジャーマンタンク』(←超オススメ)くらいなんじゃないかと思える程です.

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ミリタリー沼にはいくつかカテゴリがあり,

  • 兵器
  • 戦史
  • 軍装・装備品

が代表的な分類かなと思います.ディープな話をするとキリが無いのですが,各分野はここから枝分かれして…という感じかな.

で,この『バイブル』は上記全てを網羅しているわけです.ホント,構成が天才的に凄いです.先見の明のある人が構成をしたんでしょうか.現在の大人向けの書籍であれば『コスプレ』や『サバゲ』向けの本であるかもしれませんが,当時はこれらは市民権を得ているわけではなく,おまけにこの本は小学生向けですよ.ホント,驚きです.

この本を読んで育った子供がきっと現在の…いや,言わぬが花でしょう.

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戦史に関しては,文字だけではなくマンガでも描かれています.

そしてこの漫画,今や戦記物の劇画の第一人者である小林源文のデビュー作なんだとか.

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デビュー作でこの完成度.凄い….

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小学校で世界の地理とか教わるわけではないので,『ノルマンディ』とか言われても『?』ですし,文字だけで『海岸に上陸した連合軍が南進して…』なんて説明されてもよく分からないじゃないですか.それがコレですよ.

リアルな地図の上に勢力図や防衛線の位置,進軍方向や説明等が書かれ,そして読む人の興味を引くように戦車等の絵が緻密に描き込まれています.この手法,何気に普通のプレゼンでも使える気がする(確信)

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そして普通のミリタリー本ではまず載ることがない軍歌まで載っています.いやはや,何十年ぶりかで改めて読み直してみて脱帽です.

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と,いうことで,復刊したのは知っていたのですが,価格がかなり高め(3,996円也)なので躊躇していました.まぁ懐かしの物には財布の紐が緩みやすいので,そこに魅力を感じない人にはちょっとね…的に思っていました.が,先日福岡に出張した折,天神のジュンク堂書店で見付けて手に取ったら…買ってました.

この本,やっぱ凄いですわ.将来この分野/業界で頭角を現すであろう大人を,子供のうちから英才教育するための洗脳書としてとてもよく出来てる(笑)

そのようなわけで,『ドイツ軍』『戦車』にピピッと来る人,ないしは,いっぱしのミリタリマニアを自称する人の場合,『壮烈! ドイツ機甲軍団』を持っていないと『にわか』のそしりを受ける可能性があるので,購入して熟読しておきましょう(笑).

ちなみに本書以外にもジャガーバックスの復刻本がいくつか出ていて,コレとかコレとかコレとかは懐かしさのあまり購入してしまいそうな今日この頃です.ファミコンミニ方面もそうだったけど,この手の商法は,ある程度可処分所得のある30~50代ホイホイだよなぁ.

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