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2018年8月

2018年8月24日 (金)

普段使い可能な手軽な万年筆で快適な筆記環境を手に入れる:PILOT キャップレス

一般的な万年筆がある意味『優雅』で,ある意味『手軽に使えない』理由の一つに,ネジ式のキャップの構造が挙げられます.

多くの万年筆では,ノック式ボールペンのように『使おう』と思ったときにカチッとやってペン先を出すことが出来ません.クルクルとキャップを回して外さなくてはならず,書き始める前に一手間かかります.更には,ペン先を晒した状態で長時間放置するとインクが乾いてしまうため,しばらく書かないときには再びキャップを…と,いうことをしなくてはいけません.単純に『日常使いの実用品』として見た場合,実に面倒くさい筆記用具と言えましょう.

ちなみに,このネジの回転数はメーカー/モデルによって異なり,セーラー万年筆は1回転以上回す必要がある一方で,ペリカンは1回転未満で済みます.サッと書き始めるときにこの違いは大きく,『何気にペリカンの方が使い易いと感じたのは回転数が少ないからか!!』と,はたと気が付いたことがあります.

#ネジの回転数,メーカーによってどのくらい差があるのだろうか…と,思って調べてみたらこのようなページを発見.素晴らしすぎて涙が出そうです.『LAMYアクセント』は半回転で済むのに,『英雄 H1001A』は5回転もさせないと使えないというのは強烈ですな.

そして今回紹介する『キャップレス万年筆』は,ノック式のボールペンのようにノックして書き出せ,そしてノックしてペン先を再び仕舞うことが出来ます.前述の万年筆の『使いにくい構造』を解決した,唯一無二の製品です.

この製品,ずっと前から気にはなっていましたが,数年前の打ち合わせの際に,社外の人が使っているのを見たのが唯一の目撃例.第一印象は『ほぉ,あれがキャップレスか.ちょっと使いにくそうかな』と,いうものでした.

思ったよりも太軸で持ちにくそうだったのと,クリップのあるキャップ(と,いう言い方が良いか分かりませんが.『キャップレス』ですし)側にニブが出る構造なので,ノック式のボールペンと逆方向なので見た目に違和感があったせいもあるでしょう.結局それから何年か,キャップレスの存在は頭の片隅から消え去っていました.

そんな事があったことすら忘れていたある日,『ほぼ日のキャップレス万年筆』が出るとの話を聞き,紹介ページを見てハートを打ち抜かれ,予約日当日までワクテカしながら待っていたにも関わらず,案の定打ち合わせが続いてブラウザを開いたときには完売の文字が….

こちらで紹介した超極細万年筆以来,新しい万年筆を調達していなかったために『自分へのご褒美』という大義名分の元に購入を考えていたのにこの始末です.

と,いうことで,Amazonでカチッ.キャプレスEFのマットブラックです.

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# その後『ほぼ日のキャップレス万年筆』の最大500本とのことで追加生産が決まり,購入出来るようになりました.8/24現在,残り2本.

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