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2017年5月27日 (土)

構造が特殊で面白いRite in the Rainのタフな芯ホルダー

ふと気が付くと,前回の更新から約1ヶ月が経過していたりしていますが,何とか生きています(娘に,『更新が一月も滞ったら,死んだと思われてるんじゃない?』と,言われた次第).

今月は長期出張だとか講演だとか引っ越しだとかでバタバタする日々が続いていたわけですが,引っ越しはまだ完全に終わっておらず,最終の荷物がまだ運び出せておらず,(既に本の大半は運び出したはずなのだけど)それでもまだ部屋に残された数百冊の本の山を前に『どうすんだ,これ…』状態であります.いや,笑い事では無くて,退去日まであと数日なので焦りまくりであります.

と,いうことで,色々とタフにならねば…ということで,今回紹介するのはタフな芯ホルダーです.Rite in the Rainのヘビーユースに耐えられる構造の芯ホルダーであります.

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タフな筆記用具というと,真っ先に連想するのは鉛筆.しかし鉛筆は刃物が無いと削ることが出来ないので使えません.そういう面では,シンプルな構造の芯ホルダーに軍配が上がることもあるわけです.しかし,芯ホルダーと一括りに言われますが,実質的に太い芯を使う普通のシャープペンシルと言っても良いような構造の物や,捻って繰り出す方式の古典的な物まで様々です.

当たり前のことではありますが,シンプルな構造ほど壊れにくく,ヘビーユースに向きます.そして今回紹介するのは『Rite in the Rain ペンシル レッド』.ライトインザレインの製品です.

軸色は今回紹介するレッドの他に,ブラックイエローがあります.そしてブラックとイエロー軸は黒芯が付いてきますが,レッドは赤芯.そこで替芯 黒 12本セットも一緒に購入.

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Rite in the Rainは,耐水ペーパーのメモ帳で有名なブランドです.そしてこの芯フォルダーも,そのヘビーユースを匂わせたラインになっており,アウトドアテイストです.なお,芯は1.1mmのB.

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『TOUGH MECHANICAL PENCIL』

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アメリカ製です.そんなこともあってか,少し高めの価格設定.

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裏に説明書き.説明書が無いと直感的に使えない(特に現在の文房具に慣れている私達にとっては)構造になっています.詳しくは後述.

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そして黒芯.12本入り.

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本体には換えのイレーサー2つ(合計3個)が付いてきます.

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そして替え芯はこのような紙製のケースに入っています.

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φ1.1mmのB.12本入り.

写真を見て『ん?』と,思った人が多いと思いますが,その通りです.異様に短いですよね.この長さがこの芯フォルダーを『タフな芯フォルダー』にしている所以とも言えるその構造に関係しています.

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やや太めの軸であることを活かして,印刷もこんな感じになっています.なかなか文房具&アウトドア好きな人種にはグッと来る物があります.

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ペンの先はこんな感じ.軸は樹脂製ですが,ペン先のパーツは金属製です.そして赤軸はリフィルも赤芯がセットされています.

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クリップはこのような剛性を使用したシンプルな形.

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そしてかなり太いイレーサー.

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イレーサーはこんな感じで外せます.

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そして中にはこのように替え芯がギッシリと詰まっています.

通常のシャープペンシルだと,この部分に替え芯を入れてノックすれば,芯が繰り出されるじゃないですか.でもこの芯ホルダーは全然違う構造なんです.まるでグリップ内に弾倉があるのに自動装填ではないリベレーターのような構造です(え?余計に分かりにくいって?(^^;).

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では,実際に芯のセット方法を説明しましょう.

まずは軸のこの部分を捻りつつ引っ張ります.するとやや先端寄りの部分が外れます.

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外した先端部分からは長い金属製の棒状のパーツが突き出ています.中々に独特な構造です.

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そして軸側には切り欠き付きの穴.

言葉だけでは説明しにくいのですが,上の写真の棒状のパーツがこの切り欠きに引っ掛かり,軸を回すとネジを回すようにゴリゴリと芯を後ろから押し出すのです.

一般のメカニカルペンシルの場合,チャックで挟んで押し出す構造が一般的だと思います.しかしこのペンはパイプ内に芯を通して摩擦で保持し,後ろから棒状のパーツ押し出す(繰り出す)というシンプルな構造なので,タフで壊れにくいというわけです.

芯を通すパイプがひん曲がるか棒状のパーツが折れるかしない限りは普通に使えるでしょうな.

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軸を回して繰り出すと,こんな感じでスムーズに出てきます.

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そして最後まで繰り出すと,棒状のパーツがパイプから少し露出します.

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この構造を考えた人は凄いですなぁ.でもシンプルでタフな構造の代償として替え芯の長さは短くせざるを得ず,使い勝手が悪くなるのであまり普及しなかったのではないかと想像.

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少し感動したので,今一度構造をみましょう.

棒状のパーツの末尾の部分はこのように羽状になっており,軸を回した際に,軸の穴の切り欠きに引っ掛かります.

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棒状のパーツは回しながら抜きます.棒状のパーツの先端部分を見ていただくと分かる通り,狭いピッチのネジが切ってあるわけではありません.なので壊れにくい.実にタフなつくりになっています.雨の中だろうが多少砂や土が入ろうが使えそうであります.

あと,後ろから押し出すだけなので,軸を回すと芯が押し出されますが,逆方向に軸を回転させても芯は引っ込みません.棒状のパーツを引っ込めた後,手で芯を押し込む必要があります.

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そしてリフィルを交換する場合はこのようにパイプの後ろに替え芯を入れ…

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棒状のパーツで押し込みます.

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さて,では実際に使ってみましょう.

芯の書き味は…可もなく不可も無くという感じ.しかし赤芯の色はかなり薄めな一方,イレーサーで簡単に擦った程度では色が薄くなる程度であり,綺麗には消えません.

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一方黒芯はそれなりに濃い色が出ていて,イレーサーでも綺麗に消えます.

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このような構造のペンなので,芯タンクの部分に複数色の替え芯をとりあえず入れておき,使うときに自分でセットして使用ということが出来ます.

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同じくRite in the Rainブランドのメモブックと組み合わせると絵になりますな.

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トラベラーズノート(パスポートサイズ)にセットしても良い感じです.

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ただ,アメリカ的と言いますか,造りが少々大雑把です.そんなわけで,パーツの境目はこんな感じで少しスキマが開いています.でも,それもこのペンの味かな.

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まとめ

と,いうことで,『Rite in the Rain ペンシル レッド』と『替芯 黒 12本セット』の紹介をしたわけですが,普段使いの卓上筆記用具としてはランニングコストが高めだったりしますので,正直お勧め出来ません.また,普通の人はこのペンが真価を発揮するような劣悪なシチュエーションでの筆記をする機会はまず無いでしょう.

ではこのペンの素晴らしい所は…というと,やはりその構造でしょう.この点に魅力を感じる人であれば,この変わった(?)ペンを所有し,使うことに喜びを感じられると思う.デザインも良いし,眺めていても楽しめるし,意味も無くペン立てからこのペンを取り出して使い始めると,何とも言えない悦楽に浸れます(←文具病末期w)

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