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2017年3月23日 (木)

構造・機能だけでなく,名前にも気合いが入っているLIHIT LABのレターオープナー:アケルンダー

春が近付いてきたことを感じられる程度に暖かくなって来たある日,とある書店併設の文具コーナーをブラブラしていたときのことでした.

新製品のパッケージが視界の端にチラリと入った瞬間,脳のシナプスがチカッと派手に発火したような感覚を覚えました.しかし脳内の別の回路が,『スルーしなければならない』という信号を強く送ったようで,その場に立ち止まることなく私は通り過ぎました.

しかし買い物を一通り追えようとしたとき,何故か無意識のうちにその場に吸引され,気が付くと右手がこの製品をかごの中にっ.恐るべし,サブリミナル効果!!(*)

(*)学術的にサブリミナル効果は否定されていたような印象があったけど,最近は(限定的にでも)効果があるという報告が出てきてるんですね.この辺りを読むと興味深い.

黄色背景の黒抜き文字が,脳内の駄洒落回路に直接働きかけて神経を興奮させ,副次的効果として物欲リミッタをぶっ壊し,オヤジギャグ抑制回路がこの反応を押さえ込もうとしたが失敗した…といった感じでしょうか.いや,多分そうに違いない(笑).

人は合理的な判断が出来なかったとき,屁理屈を捏ねてでも何とか辻褄を合わせようとする生き物なんですよ.

と,いうことで,かなり変わった出会いではありましたが,中々良く出来た製品でしたのでご紹介(^^

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購入したのはLIHIT LABアケルンダー A-220の青です.青色の他に,白,赤,緑,黒色のカラバリがあり,合計5色展開です.無難な色で出し,売れ行きを見てからカラバリを出す方法を採らない辺り,かなり挑戦的な感じが(^^;

レターオープナーと言うと,一般に『ペーパーカッター』と呼ばれる切れ味の悪いナイフのような形状の物や,コンパクトさを売りにした製品が多い印象があります.しかしこの製品は,『ガッチリ封をされた封筒をガッツリ開けるんだ…開ける…アケルンダー!!』と,いう雄叫びが聞こえて来そうなくらい気合いが入ったゴツい形状です.

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裏面に説明書.刃は2箇所に取り付けられており,そして替え刃もも内蔵している点がポイントです.

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刃は2箇所に取り付けられていますが,刃自体には互換性があります.何気に重要です.

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さて,『刃は2箇所』と書きましたが,それぞれ用途が異なります.そしてそれぞれ使い易い位置に使い易い形状で取り付けられています.

ガッツリと隙間無く封をされている封書を開ける際に,端をカットするための刃はこの位置.

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隙間がある/隙間を作った後に,そこに刃を滑り込ませて引くことによって開封するための刃はこの位置.一般的なレターオープナーでは,この位置/形状にしか刃が付いてませんが,アケルンダーでは機能毎に刃を分けて取り付けるコダワリの設計.

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本体はこんな形.正直結構大きいです.

しかし,握りやすくて操作性が良好.封筒を1,2通開ける程度であれば,小さなレターオープナーでも十分だと思います.しかし,ゴリゴリと10通以上連続して開封する必要がある場合は,このような『使い勝手を考えた専用ツール』が必要になってくるのかもしれません.言うなれば,開封職人のための究極の武具と言えましょう.

私の場合は…ハイ,オーバースペックです.きっと役所のような封書を大量にやり取るする必要がある人にとっては涙が出るほど有り難い&使い易いツールなんだろうな….

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改めて,スキマを開ける刃のアップ.安全性と使い勝手が両立.

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引いて切る刃のアップ.スキマに突っ込むクチバシ状のガイド等,実に機能的な形状です.そしてこちらも指が刃に触れないようになっており,安全に考慮した構造.

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裏側の持ち手の部分には,替え刃が収納された半透明のパーツが配置されています.

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替え刃の収納場所のアップ.

中で替え刃がジャラジャラしないように,きちんと固定されています.そして軸のエンドの部分には穴が開いており,フックなどに引っ掛けてぶら下げられるようになっています.文房具というよりも,工具という感じ.正に封筒開封職人用のプロツールといった感じです.

本体がメタリックなカラーリングだったら,凄まじい重厚感を伴ったプロツール的なオーラを纏うと思う.でも,あえて軽く見せるためにポップなカラーリングにしているんでしょうね.

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まだ一度も使っていませんが,刃の交換手順を見てみましょう.

まずは『Open』と書かれた部分を軽く押してスライドし,爪を外します.

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こんな感じに回転します.単純なスライド式の方が設計しやすそうだけど,回転式.スマートかつ,分離させないことによりパーツを紛失しないようにという配慮でしょうか.

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刃はこんな感じ.使用時は蓋でカチッと固定されていますが,交換時は引っ掛けてあるだけの状態になります.なので,刃の交換時に外そうとして刃をこじって切ってしまって出血…なんてことにはなりにくくなっています.細かい点だけど重要.

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メイン刃の交換手順.

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サブ刃の交換手順.

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では早速使ってみましょう.

#税制上の寄付扱いになるとありがたいんだけどな…(独り言)

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丁度良いことに(?),根元までガッチリと封がされています.普通のレターオープナーだと持て余す状態です.

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さて,アケルンダーの出番です.早速この部分の刃で端を切り落としましょう.

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濡れてフニャッとした封筒だと切りにくそうですが,これはスパッと切れました.

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そしてクチバシをツッコミ…

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ザザザッと引くと軽い力で切れます.

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無事開封.

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ワタクシ,これまで封書の開封には,下の写真のようなエヴァの槍型ペーパーナイフを使っていました.でも,今後は出番が減りそうです.

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一応書いておくと,刃は付いていませんし,刺突にも使えません(^^;

このペーパーナイフ,形状や塗装が素晴らしいのと,手にずしっとくる金属製ならではの重量感が好きです.道具って『実用的か否か』だけでなく,『気に入るか否か』というファクターも重要ですな.

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まとめ

今回紹介した『アケルンダー』ですが,LIHIT LABらしからぬネーミング(?)ということもあり,ネタに走ったイロモノ系かと思いきや(失礼!),実にしっかりとしたレターオープナーでした.

レターオープナーを使うときに鬼門となる,端までしっかり封をされている封書への対応がバッチリな点がとても好印象.ガッツリ封をされていても,端から1mmくらいの部分を外からスッと切れるタイプのレターオープナーもあります.でも,このタイプの物を使用して,中身までスパッとやってしまうことがあるので….

その一方でマイナス点はというと,一番大きな問題は『大きい』こと.出動頻度を考えると,普通のデスクワークの人な場合,ペン立ての中で場所塞ぎになっている時間の方が遙かに長いでしょう.とは言え,まとまった量の開封に気を遣う封書がドカッと届いたときには,頼もしい武具になってくれるでしょう.『百年兵を養うは一日これを用いんが為である』ですぞ.

あとは,人に貸したときに『このレターオープナー使い易いね.何て名前の製品なん?』なんて聞かれた日には,ビシッと決めポーズをしながら『LIHIT LAB! アケルンダー!!』ってやらないといけないかもしれないので恥ずかしいって点ですかね.え?そこまでやる必要は無いって?でも,製品名の最後が長母音になってるじゃないですか.『アケルンダ』ではなく,『アケルンダァ』でもなく,『アケルンダー!!』じゃないですか.あ,最後の感嘆符2個は今,私が付けました.

その他は…アケルンダーの次にはトジルンダーとか出る予定になっていて,ネーミングでシリーズ物を形成するための先兵的製品だったらどうしよう…という不安が.カラバリの豊富さが,bungougu戦隊物ラインへ繋がるかもという不安感を深めます(^^;

まとめのつもりが発散してしまいましたが,使い易さの面でオススメです.

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