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2016年11月16日 (水)

幸せな気分になれる鉛筆:サンスター さくらさくえんぴつ

急激に寒くなってきました.気が付いたら年末になり,時の過ぎる速さに驚いているうちに年が明け,フッと正気に戻ったら春が来ていそうな悪寒予感がして恐れ戦いています.

そう言えば,今年は桜を見るのに一番良いタイミングで雨が多くて辛かったですね.来年は天気が続いて青空を背景に満開の桜を見たいなぁ…なんて感じで,強引に桜ネタにしてみます.

今回紹介するモノは,サンスター文具賞を受賞したさくらさくえんぴつです.メーカーの商品紹介はこちらのページなのですが,出るという話は知っていたものの,定期的にAmazonや楽天で検索しても出てこないため,まだ未発売なんだと思っていました.しかし事実は異なっていました.出荷量が少ないためか,速攻で売り切れになり,検索に引っ掛からなくなっていたということのようです.

ところがなんということでしょう.日頃の行いが良いせいか(厚顔),通販の神様が微笑んだようで,在庫有りのタイミングにたまたま出会うことができました(歓喜).

実際に手にして感じたのは,その素晴らしい質感.メーカーが考えているであろう『合格おめでとう』の贈答用に打って付けです.贈る方も贈られる方も幸せな気分になりそうです.そして眺めているだけでも使うときも.

と,いうことでレビューしてみます.

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なお,K&Aからも,『さくらさくえんぴつ』という名称の製品が出ています.ショップに製品紹介があるけれど,こちらは形状が桜ということではなく,使い終わった際に土に刺すとコスモスが芽吹くという鉛筆です.

発売はK&Aの製品の方が先なのですが,『さくらさくえんぴつ』が商標登録されていないため,別のメーカーからも同名の製品を出せるわけです.通販を利用する際には間違えないようにして下さい.今回紹介するのは,サンスターのさくらさくえんぴつです.

さくらさくえんぴつには,『ピンク P』と『ピンク PP』の2色あり,共にケースに1本入りです.

まず『ピンクP』.

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パッケージ裏側.

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『ペールピンクPP』

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同じく裏側.片方だけ見ると色がどう違うか分からないと思います.

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並べるとこんな感じ.左が『ペールピンクPP』で,ソメイヨシノの淡いピンク色.右が『ピンクP』で,河津桜の鮮やかなピンク色を模して作られています.

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では,ソメイヨシノ カラーの方を開けてみましょう.ケースから出すとこんな感じ.

正に『贈答用』という感じで綺麗かつ大事に梱包されています.

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『さくらさく えんぴつ』は印刷ではなく,高級感溢れる箔押しです.

説明書によると,下の余白の部分に名前やメッセージを書けるとのこと.見た感じ,十分なスペースが確保されています.

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正面から『さくらさく』と見えるようにセットされています.

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濃さはHBのみ.当然ながらMade in Japanです.

  • 東京下町にある老舗鉛筆工場と協力のもと,1年半の歳月をかけて完成させたさくら型の鉛筆軸
  • 白色を3回塗り重ね,その上にピンク色を3回塗り,さらにパールと相を施す豪華な塗り

良い仕事をしています.拘りが半端ないです.スゴイです.正に日本人の日本人による日本人のための鉛筆と言えましょう.

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本体.ぱっと見,えらく凸凹した鉛筆だなぁという感じに見えます.

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1つの面に『さくらさく』と印刷されています.

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他の面はこんな感じ.それにしても素晴らしい色合い,そして美しく淡い輝き.

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鉛筆軸の形は正に『さくら』です.素晴らしいです.

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鉛筆がここまで良い仕事をしているのであれば,それを削るにしても姿勢を正して削らざるを得ません.用意したのは『肥後守』.

なお,最近海外のEDC(Every Day Carry)業界で人気(*)の『肥後守』ですが,これは登録商標となっており,三木洋刃製造業者組合で生産した物(ないしはOEM)でしか名乗ることが許されません.しかし生産者が減り,現在は永尾駒製作所のみが作成しているので,『肥後守』と言えば『永尾駒製作所製』です.

(*)英語でまとめられた肥後守の歴史をまとめたページを読むと,あんたらどんだけ肥後守 好きやねん…と,思うと同時に,後半の写真の背景を見たときに,『あんたらの持つ日本のイメージ,間違ってますから!!』と,叫んでしまいたくなる(^^;

ある年代以上であれば,鉛筆を削る道具と言えば『肥後守』か『ミッキーナイフ/ボンナイフ』ですよね.最近は『危ないから/怪我するから』と,いう理由で学校で鉛筆を削るのに刃物を使わせなくなったという話を聞きます.また,銃刀法にかからない刃の長さであっても,携帯すると軽犯罪法で引っ張られ,警察のポイント稼ぎのネタにされます.

刃物は使い方次第で生活を便利に・豊かに出来るように思うのですが,なかなか世知辛い世の中になりましたなぁ.

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そうそう,これですよ.

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この真鍮の輝きが懐かしい.『登録商標 肥後守定』です.

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若い人は知らないかもしれないけど(←年寄り臭いこと書くようになったなぁと落ち込む俺ガイル),肥後守は普通のナイフのようなロック機構がありません.使用時には下の写真の『チキリ』と呼ばれる部分を親指で押さえ,刃が閉じるのを防ぎます.

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刃を開き…

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この状態で鞘を持ち,チキリを親指で押さえて使います.

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これは『青紙割込』.つまり,クロムとタングステンを含有した特殊鋼を刃とし,それを軟鉄で貼り合わせた構造になっています.と,書くと高級品のように思われてしまうかもしれませんが,二千円しません.日用品です.

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中サイズ』で刃の長さは7cm弱.銃刀法では,刃体の長さが6cmを超える物を業務その他正当な理由による場合を除いて携帯してはならないと規定していますので,『鉛筆を削るためです!』と,訴えたとしても,携帯していると警察の持ち物検査を受けた際に面倒なことになります.

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では,早速削りましょう.

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勿体なくってこの角度でチマチマ削ってしまいます….

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削りました.削りカスの形が可愛らしい桜の花びら型になっています.でも,メーカーページで紹介されている形とはかなり違うような気が….

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あれこれ試してみましたが,綺麗ではあるものの,ちょっとイメージと違うような気が.

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ふと思い立って,鉛筆削りで削ってみると….おっ.

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そうそう.こんな感じです.

もう少し浅い角度で削ることの出来る鉛筆削り(色鉛筆用等)だと,より花びらっぽく削れそうです.

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1本当たりの価格がかなり割高な鉛筆ですが,その価値は十分あります.

形状,質感が素晴らしく,そして削りカスすら美しい.メーカーはお守り代わりに筆箱に入れておくことまで提案していますが,主にプレゼント用に購入されることが多そうな鉛筆です.実際,小さい子供や年頃の女の子がもらったら大喜びしそうです.

正直,私の年代の男性が職場で使うには躊躇するものがあります.しかし,この鉛筆は『見て楽しむ』だけのものでなく,意外と実用的です.

さくらの形をした鉛筆軸は意外と握りやすく,そして軸の凸凹は握ったときに適度な刺激になり,マッサージ的な快感を与えてくれます.普通の鉛筆利用時よりも頭が回転してくれそうです.

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と,いうことで,今現在既に入手が困難な状況にあり,これから受験や合格発表シーズンに向けて更に熾烈な争奪戦が展開されそうな気配です.

レビューを読んで体に電気が走った方は,定期的にさくらさくえんぴつの通販ページをチェックし,在庫が有れば即クリックが良いかと思います.そしてこの鉛筆を見て自分以外の人の姿が浮かんだ人は,合格目指して頑張っている彼/彼女の晴れの日に贈ってあげて下さい.

ちなみに先日もショップから『入荷しました』メールが届いたのですが,瞬殺でした.一応出荷が止まっているわけは無さそうはあるので,マメさと運があればカチッと行けるかもです.

幸あれ.

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