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2016年10月17日 (月)

ファンはシズノの深い悲しみを知るために観るべき:ゼーガペインADP

ゼーガペイン(公式)ですが,『最初の数話が面白くなかった』と,いうことで,オンエア途中から観なくなった人が結構居ると思います.正直言うと,私もその一人でした.しかし,熱狂的ファンが『凄い,凄い』と言うから観てみたら…めちゃくちゃ凄いじゃないですか.これは名作ですよ.観てない人は人生を損してる.

Amazonのプライム会員なら,プライムビデオで1話から26話まで見放題です(今だけ?).観たことが無いなら,今すぐ観始めるべきです.

最初は『ん?』という感じですが,4~5話目くらいからエンジンがかかり,気が付くと一気にトップスピードへ.大抵こういうアニメって先の展開が読める単純なストーリーが多いのですが,最近で言うとCharlotte(シャーロット) で主人公の妹が『えええーーーって』なったときの展開並みに,エンジンがかかった後の展開はジェットコースターです.

で,このアニメは今年10周年と言うことで,10th ANNIVERSARY BOX (Blu-ray)が発売されたり,イベントが開催されたりしています.そんなわけで,改めて作品の素晴らしさを実感すると共に,『ファンがこんなに居て,10年経った今でも根強く支持されているのか…』っていうことを認識.共有しているものを思うと胸熱です.

そしてこれで終わりではありません.2016/10/15から28日まで,2週間限定で全国8劇場で『ゼーガペインADP(公式)』が上映中です.ファンなら行かないとダメでしょう.

この劇場版,『TVシリーズを再編集&新規カットを加えた新しい形の…』って書かれていますが,TV放送シーンを切り貼りして少し新カットを少々加えただけの所謂『総集編』ではなく,完全新作と言って良いほどの内容です.良い意味で看板に偽り有りです.その反面,TVシリーズを観ていない人にはサッパリ意味が分からない内容になっています.なので,記憶が飛びかけている人も含め,観てから劇場に行くべし.

関西では『なんばパークスシネマ』で上映しています.そしてセレブラントの末席を汚す私めは封切り当日に観に行くことが出来たので,少し書いてみます.

(*)この特報,劇場を観た後で改めて見ると『??』という感も….こちらの方が適切かも.

TV版を観てから劇場版を観ないと,ストーリーが全く理解出来ません.このような前提条件がありますので,本エントリーはTV版は観ている前提で『劇場に観に行くか迷っている人』を対象として書くことにします.繰り返しになりますが,『ゼーガって何?』な人と,10年前の記憶があやふやになるつつある人は,まずはTVシリーズを観て下さい.大事な事なので,何度でも書きます.まずはTVシリーズを観て下さい.

私は前知識を一切入れずに劇場に赴いたのですが,これだけは知っておいた方が良かったと思った情報としては,『ADPはTV版の1話目までの話』であるということ.それすら知らずに観始めたため,劇中のループがどの時点の物か分からずに混乱しました.最初のループでキョウの家族が居るし,キョウの携帯電話が何やら未来的な物だったりして,より混乱に拍車がかかりました(少しネタバレ).

そして作品の前半は,TVシリーズ以上の超スロースタータでした.我が右腕に巻かれたFitbitは,私が寝ていると勘違いしていた程です.開場が17:30,本編が17:45からなので,最初の1時間以上は心拍数が…察して下さい.でも,ループの虚しさとか『光無き者』という状況の圧倒的絶望感を描き出すには,この『長いタメ』は必要だったのかなぁと.

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でも,その後一気に来ます.ズカンと来ます.そしてTV版ではサラッと流されたエピソードや,短い言葉だけで説明された物語の数々がしっかりと描かれ,キャラクター達に今一度命を吹き込みます.

TV版ではどのような姿であったかすら知る由も無かった映画研究部の部長やハヤセの彼女も,スクリーンでは高校生活を楽しみ,闘い,そして消えて行きます.劇場版では,これまで描き切れていなかった話を『あぁ,こういうことだったんだな…』と,深く知り,感じることが出来るのです.そして残るのは寂寥感や悲しみ.特に最後のシーンは実にグッと来る物がありました.TV版はカミナギ主軸だけど,ADPはシズノが中心に描かれているので,そういう面でも満足度は高かった.ファンであれば,この気持ちは共有出来ると思う.

そんなわけで,ADPは『TV版』が後に続くこと前提の作品です.単体の作品として『スカッとする楽しい映画』を期待して観ると愕然とするでしょう.『ゼーガペイン』はTV版の最後に光があるからこそ救われるストーリーであり,劇場版は虚しさや悲しさを更に掘り下げ,作品全体としての深みや完成度を高めるためにファンに向けて創られた作品であると思います.

ゼーガファンであれば観るべきでしょう.それも劇場で.時間の都合で観られなかったファンは,BDで観て下さい.でないと,この作品の素晴らしさの一部を知らないまま終わることになってしまいます.そしてADPを観た後,TV版を今一度観直してみましょう.きっと昔観たとき以上の感動があると思う.

あと,劇場では『来場者特典』ということで,『山下明彦描き下ろしイラスト ミニ色紙』が配布されていました.帰ってから封を開けると,中身はキョウでした.なお,ツッコミがありそうなので一応書いておくと,シズノとカミナギのミニ色紙をゲットするために何度も観に行く予定は今の所ありません(笑)

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それにしても,今年は夏からアニメばかり観ている気がします.次はジェイソン・ボーンを観に行きたいな…今から出たらレイトショー観られるかな(ドキドキ).

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