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2016年1月20日 (水)

素晴らしき鉛筆の世界:三菱鉛筆 創業130周年限定セット&9852番記念色

三菱鉛筆さん,ずるいですよ.そんな『限定』とか『記念』とか冠してバンバン出されたら集めたくなるじゃないですか(笑)

と,いうことで,今回は三菱鉛筆の鉛筆のセット(シリーズ)2つをまとめて採り上げてみます.

最近店頭で見かけて『ん?』となり,手にとって『ほぉ』と思い,バリエーション数と価格と全部集めたときの総額を計算して『むむっ』となった『創業130周年限定セット』と,限定色と知らずに『まぁそのうちに』とか思っていたら一気に店頭在庫が無くなっていて焦って買い求めた『ロングセラー鉛筆』の限定色セットについて.

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小学校までは鉛筆,中学に入ったらシャープ,そして社会人になったらボールペンか万年筆,場合によってはフリクション系…と,いった感じでメインの筆記用具は年代と共に変わって行く/来たと思います.で,筆記用具の王様は万年筆であることを認める人は多いと思いますが,最強の筆記用具はと言うと,鉛筆であることを私は断言します.異論は認めません.

前も何処かに書いたような気がするのですが,何故『最強』かと言うと,非常にタフな筆記用具であるためです.その単純な構造のため,削れば使えるし,土砂降りの中でも書け,物理的に芯が生きていれば書けるので故障知らず.そして残りの長さ=書ける距離の分かりやすさ.書いた物は消しゴムで消せるし,擦らなければ究極の耐候性で壁画のようにそのまま残るわけですヨ.

そんなわけで,最前線な方々(←素晴らしく面白いのにもう絶版ですか…)も,フィールドではボールペンとかではなくて鉛筆を愛用するわけです.

え?そこまでタフなことを要求しないからボールペンで十分だって?

いやいや,『随分長いこと鉛筆を握ってないなぁ』とい人は,一度百均にでも行って数本鉛筆を購入し,騙されたと思って少し使ってみて下さい.あ,その際には,日本のメーカー製を推奨です.

きっと木軸の鉛筆を握った瞬間に,長い間忘れていた感触を思い出すことでしょう.そして実際に書いた際に,他の筆記用具とは異なる感触にワクワクするものを感じるはずです.伸び伸びと紙に向かっていたあの頃を思い出しながら.

鉛筆は高級ボールペンや万年筆よりも遙かに安価だけど,値段が物の本質的な価値や実力を決めるわけでは無いんですよ.

***

と,いうことで前振りが長くなりましたが,まずは三菱鉛筆の『創業130周年限定セット』.2016年は三菱鉛筆の創業130年目だそうで.凄いなぁ.

で,少し大きめの文具店に行けば店頭に積んであったりするのですが,ネット通販では扱っている所が見当たりませんでした.販路に制限があるのかな?

そしてこのセット,メーカーのページにもあるように,バリエーション数が半端ないです.

具体的には,uniのセットがH/B/2Bの3種,Hi-uniのセットがHB/B/2Bの3種,そして10B~10Hを各1本セットした『ハイユニアートセット』の合計9種類.全部コンプリートすると,定価で11,580円也.『ハイユニアートセット』は使う用と保存用の2つ欲しいから…とか考えると,1.5万円程になってしまいます.普通に考えたら躊躇するような額.

でも,『数量限定で販売』とのことなので,大人買いをする文房具マニア,もしくは転売屋によって瞬殺されるされるかもしれないですね.文房具マニアはカテゴリが細分化されている(ような気がする)ので,記念鉛筆に1万以上注ぎ込む層がどのくらい居るか不明ですが,ディープな層は確実に居る筈.そういう人達はドーンと行ってしまうでしょうね.

あと,後から知ったのですが,公式には『2016年1月25日から販売』とのことなので,かなりのフライングゲットだった模様.今のうちにもう少し買い増しておこうかな…(笑)

箱はこんな感じです.デザイン的にも大きさ的にも存在感有ります.

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当初はちょっと早い入学シーズン用商材として並んでいるのかな…と,いう感じで見ていましたが,手に取ってよく見ると…という感じでした.

あと,私は(自称)ライトな文房具マニアなので,フルコンプリートな大人買いはせず,鉛筆のハイエンドと言えるラインのHi-uniの一択かつ,ラフスケッチに使えるようにということで,2Bのセットを購入しました.

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基本は1ダースの鉛筆なのですが,『限定プレミアムノートブック』が付いてきます.

書かれている説明によると,

  • シルクのような滑らかな書き心地
  • フラットに開いて書きやすい
  • 煌めきが美しい表紙

だそうです.

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表紙はパッケージの外からも見ることが出来ます.

それにしても…100周年とか150周年は区切りが良いと思うのだけど,130周年でこれが出たと言うことは,今後も少しだけプレミア感のある物が10年周期で出てくると言うことかな.ヒトの平均寿命を考えると,私は(おそらく相当力を入れてくるであろう)200周年記念セットを手に出来ないと思うので,区切りの良い150周年セットにも期待.

あと余談ですが,会社は創業から10年で半分は廃業すると言われているほか,2014年の調査では,倒産企業の平均寿命は23.5年だったという調査もあります.100年以上続くというのは凄い事です.またその一方で,日本は非常に長く続いている企業が多いことも有名.例えば金剛組は578年創業なので,既に創業1400年オーバー.あぁ,人の一生の何と儚いことか.

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定価は1680円です.

Hi-uni 1ダースは定価1680円.ノート付きで同じ価格というのは嬉しい限り.

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重厚な印刷が施されたボール紙のパッケージではありますが,中身を箱から出すとこんな感じ.

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そしてこれが『プレミアムノートブック』

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創業者が水車を動力として鉛筆の製造を行っていたとのことで,水車がモチーフの表紙.

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厚さはこんな感じ.

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何気に『プレミアム感』があります.

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中身は白い横罫のノート.

文字通り消耗品なので,勿体なくて使えない….『鉛筆で書くために考えられたノート』という方向で,定番商品として商品化&販売してくれないかなぁ.

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で,こちらが主人公の鉛筆.Hi-uniの2B 1ダースです.

紙製のカバーに包まれています.

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学生の頃,値段の関係でuniの方をよく使っていたけど,懐が温かいときはHi-uniを使って悦に入ってたなぁ….

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ここにもバーコードがありますが,1ダース単体で1680円の表記.

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中身を取り出すと,見慣れたプラ製のケース.

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このロゴの印刷がいいんですよ~.

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昔から構造は変わらず.蓋をパカッと開けて取り出します.

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金色のリングがHi-uniの印.

ペン立てに鉛筆が1,2本刺さっていても何も思わないけど,このように1ダースずらっと並ぶとワクワクすると言いますか,得も言われぬ感覚に陥ります.文房具ってやっぱ良いなぁ.

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で,現在勿体ない病発症中.もう1ダース行っておこうかなぁ….いや,『ハイユニアートセット』も気になる…(悶絶)


で,次は発売からかなり間が開いてしまっているのだけど,2014年1月28日新発売となっていた,『ロングセラー鉛筆』の限定軸色4色.

前述した通り,普通にロフト等で3本セットが山のように積まれていたので安心していたのだけど,買おうと思ったときには在庫が無くなっていて焦った次第.そして調べてみて,後から数量限定と知り,更に焦りました.

結局2015年の夏に,梅田のジュンク堂の2Fにあるナガサワで大人買い.3本セットは既に売り切れ.『これを逃したら買えなくなるかも…』と,焦って買いました.で,浜松に帰省した際に見たら,駅前の遠鉄の文房具屋にバラで売られていたという….流石にもう売り切れているでしょうけれど.

ちなみにメーカーのプレスリリースはこちらです.

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消しゴム付きの鉛筆と言えばコレですよね.三菱鉛筆の9852.オレンジ色の軸は超ド定番です.調べてみたら,1955年から売られているのこと.

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箱その他は全く同じなのですが,窓から覗く軸の色が普段見慣れている物と異なります.

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1ダースで定価720円也.藍色,檸檬色,エメラルド色,薄紅色の4色を購入.この他『山吹色』(オレンジ)もあるけど,これは限定品ではありません.

なお,芯の硬度は全てHB.

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そうそう,この消しゴムですよ.書くツールと消すツールが組み合わさり,機能的にオールインワン.後は鉛筆を削る手段も持てば,パーフェクトなペンシル…は別メーカーの製品ですな

小学生の頃,ボンナイフとこれ1本あればミニマムセットが出来るなぁなんて思っていた記憶が.

それにしても…今持ち歩いたら,ボンナイフも肥後守も軽犯罪法で捕まってしまうなんて嫌な時代になったものです.

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一本ずつ出して並べてみるテスト.

とても鮮やかで綺麗な色です.素晴らしい.

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銀色に輝く三菱のロゴ.

なお,豆知識ですが,三菱鉛筆は旧三菱財閥,現在の三菱グループとは資本関係はありません.

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昔はJISマークもあったような…と,思って調べてみたら,JISの刻印は1998年に廃止されたとのこと.

"Master Writing"の刻印は今も昔も変わらず.

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あまり意識して見たことが無かったのですが,軸にバーコードが印刷されてたんですね.

で,これもちょっと調べてみたら,三菱鉛筆が1996年に『鉛筆等の筆記具軸に対するバーコードの表示方法』として特許出願してました.最終的に拒絶査定となり,特許化はされていないようですが,時期的にはこの頃から印刷されているのかな.

あと,一連の限定色はほぼ流通在庫が無くなった感じですが,分度器には若干在庫があるようです…あ,見てるそばから3本セットがSOLD OUTになった?

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消しゴム付きの鉛筆としては,ファーバーカステル製以外に,最近はBlackwing ペンシルもよく目にするようになって来ました.特にデザイン系で流行ってますよね.

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イレーサーの部分が長方形になっているのが特徴的です.

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9852と並べるとこんな感じ.デザイン的には,BLACKWINGの方が高級感が漂い,9852の方は少々野暮ったくて垢抜けない感じに見えます(失礼!)

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でも,実用品は使ってナンボ.

まずはBLACKWINGで書いて消してみます.イレーサーの部分が長方形になっており,狙った場所を細く消せるという点は良い感じ.

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9852はイレーサー部分が丸くなっているので,ピンポイントで消すのは苦手.

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実際の書き心地や使い勝手はというと,BLACKWINGはカスカスッと紙を擦って書いている感じです.軽くデッサンするには良さそうだけど,長時間気持ち良く書ける感じではありません(私の印象です).また,イレーサーの消字力も今ひとつ.

一方の9852は,芯が柔らかくてスルスルと書けるし粘りと滑りがある感じ.イレーサーも実用的な消字力.

と,いうことで,日本製の鉛筆の実力を再認識した次第.『日本製の文房具は押し並べて神レベル』って話をよく聞くけど,多機能・高機能な製品だけではなく,一番ベーシックかつ歴史の古い鉛筆においてもそれは言えるというのは素晴らしい.

で,気が付くと何ダースもの鉛筆の山が出来ているので,これからバリバリと鉛筆も使って行こうと思った次第.今回久しぶりに鉛筆を使い始めたのですが,格好を付けた言い方をすると,鉛筆を使うとクリエイティビティが刺激される感じがする.頭の奥底で考えていることとリンクし,鉛筆を持った手がスルスルッと図とか絵を勝手に描いてくれるような感じがする.実に心地良いです.

鉛筆の良さを再発見です.

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