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2014年7月16日 (水)

Evernote Days 2014 Tokyoに参加した(2)

こちらのエントリーの続き.Evernote Days 2014 Tokyoの1日目は6コマ聴講したのだけど,本エントリーは2つ目に聴講した講演について.

昼に行われた,株式会社伊藤園 角野 賢一 氏による『シリコンバレーで大人気!!「お~いお茶」とIT企業が作る未来』です.

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基調講演が12:15頃に終わったのだけど,こちらの講演は12:15開始.展望フロアーで弁当を販売していたので急いで買って搔き込んで…って感じでイノベーションホールに向かいました.しかし席は満員&立ち見状態で,既に講演は始まっていました.

やはり具体的な事例を当事者が語るという内容は,関心が高いですね.

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シリコンバレーでの営業も,人付き合いが重要.最初は友達付き合いから始まって…という話.

そして当初は問屋が営業にあまり熱心ではなかったのに,売れ始めたら他の会社に積極的に営業に入り,気が付くと多くの会社に入っていたとのこと.

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現地では様々なイベントも行っている.例えばこちらはStartup Monthly.

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EVERNOTEランチイベント.ラッパ飲みポーズは『伊藤園ポーズ』として有名なもの.

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楽天の三木谷が来られた際の様子.フィルの『伊藤園ポーズ』が実に楽しそうです.

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そして各社での冷蔵ショーケースの様子.

まずはFacebookのオフィス.このように伊藤園のお茶の所だけ,ガサッと減っている状況.

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朝一杯に補充してあったはずの伊藤園の所だけ,昼にはたったの2本になっているとの説明.他にもこれだけ沢山の飲料があるのに,伊藤園だけ….

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そして社員から食堂に関してクレームリクエストが…

意訳:伊藤園のお茶のファンが社内にめっちゃおんねんから,もっとぎょうさん置いてや.マジでたのむわ.

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確かに凄まじいまでの人気です.ホントに2本しか残っていません.

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Yahooに至っては,伊藤園専用の冷蔵ショーケースが.そして見慣れた『おーいお茶』がずらりと並んでいます.壮観.

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そしてもちろんEVERNOTEにも入ってます.

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Twitterにも.

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Googleはこんな感じ.

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こちらはTEAS'STEA.

Googleでは,ドリンクを健康度に合わせて色分けした棚に並べているとのこと.赤は体に悪く(糖分,人工着色料など),緑は良いという色分け.当然伊藤園は緑.

Googleは緑のカテゴリを増やしたいと思っているそうです.

そしてGoogle向け(Evernote向けだったかな?)には,1ヶ月あたり12本入りで1000ケースを出荷しているとのこと.一日に何本も飲んでいる人が居るようなので,さもありなん.あと,フリードリンクいいなぁ.

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『おーいお茶』のイメージとしては,古い,伝統的といった物があると思うが,若い人には,シリコンバレーの話等を使いながら,別のイメージを売って行きたいとのこと.

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そして伊藤園では,まだコンテンツが少ないが,『Creative support drink』という展開もしている.(←とても興味深い活動のページなので,閲覧推奨)

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氏は時期的に参加出来なかったそうだけど,今年鎌倉で行われた禅ハッカソンの様子のビデオ上映.

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(最近行ってないけど,禅は良いです.京都にも禅体験出来るお寺があるので,機会があれば是非行ってみて下さい)

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氏はシリコンバレーでスタートアップの人達に刺激を受け,インスピレーションやアイデアをもらった.

全ての人はCreative.

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スタートアップと製造業

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アナログな話だが,ボトル自体がメデイアだと考えている.何らかのコラボが出来たら面白い.コンビニなどにズラリと並ぶので,効果はあるはず.例えばスタートアップの広告メディアにも使える.

氏は椅子に座って考えるタイプでは無く,外に出て行って話して考えるタイプなので,これからも出て行って色々とやって行きたい.

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と,いう流れの講演でした.

***

何度かメディアでも採り上げられたことがあるので,シリコンバレーでの伊藤園の躍進をご存知の方は多いかもしれませんが,

  • ノンシュガー飲料が少ないこと
  • 健康意識の高まり

と,いった要因があり,緑茶が広まったようです.昔のシリコンバレーだと,ギークがコークをゴクゴク飲んでるイメージがあったのですが,時代は変わりましたなぁ.

あ,無論,当然ながらと言いますか,伊藤園成功の原動力は素晴らしい営業努力の賜物であります.要因があっても生かせなければ意味がありません.

で,そもそも緑茶は日本の物(*)で,古くさくて若者にも外国人にも受けないってのは思い込みなわけですよ.もし,日本の伝統的な企業がこの手の思い込みに縛られ,海外進出の機会を逸していたら,それは大きな損失なわけですよ.

(*)厳密に言うと中国茶が…って話になりますが,煎茶をここまで発展させて広めたのは日本だと思います.ハイ.

まつもとひろゆき氏の講演でもありましたが,そういう殻を勝手に作って自らの行動を制限するってのが,日本人にありがちな,悪しき伝統かも知れません.そういった意味ではスタートアップを目指す人達はこんな殻に囚われることなく考えて行動する人が多く,伊藤園にもこのスピリットを持つ人が居たので,シリコンバレーで成功したと言えそうです.

そもそも同じ人間なので,多少の違いはあっても,美味しい物は美味しいんですよ.外国に持って行く時には若干味を変えなくてはいけないかもしれませんが…関東関西ではカップ麵の出汁の味を変えているように.

何度かこの話を書いたことがあると思うのですが,元同僚のメキシコ人,味噌汁がめっちゃ好きでした.ファミレスでピザと味噌汁を頼み,思わず『合わねーよ!!』と,仰け反る周りの日本人を横目に,『だって美味しいんだもん』と平気な顔.

もしかしたら我々日本人の方に,『味噌汁は和食にしか合わない』って変な思い込みがあったのかもしれません.

なお,その後彼は日本人の妻を娶りましたが,プロポーズの言葉として『君の味噌汁が飲みたい』と言ったかは不明です.

そう言えば,社食で3杯くらいの味噌汁をトレーに乗せたアメリカ人を,何度も見たことあるような気がしなくも無いので,永谷園さん,海外で味噌汁ブームを起こせるかもですよ(^^;

***

それと明るい話と暗い話半々ですが,アメリカでスタートアップが盛んで成功事例も多いのは,社会制度や国民性っていう面もあると思うけど,気候のせいもあるんではなかろうかと思ったりもします.

シリコンバレーで働いていた人の話で,『あっちでは首切られても暗くなったりしない.何とかなるさー的なノリで,実際に何とかなる.あれ,絶対天候のせい.太陽が眩しくて晴ればっかりだから気分が滅入らないんだ.日本のような気候だと,暗く落ち込んでしまうんだろうけどね』って話を聞いて,凄く納得したことがあります.

晴れの日は気分が良く,天気が悪いと落ち込むときが多いというのは経験的に同意してもらえると思う(嵐のときは高揚する場合もあるけど(^^;)のだけど,その上下動の振幅を大きくし,そして上昇側に貼り付けられたら…って考えると,納得出来ることがありますよね.きっと連日ハイテンションでイケイケになれる.

明るい地域への海外旅行や海外出張・滞在から帰って来た人が,帰国後しばらくは異様に元気でハイだったりするのも,この辺りが原因の一部ではないかと.1週間くらいすると戻っちゃいますけど….

そういう意味では,今の国内の節電って状況は,より一層日本の国力を削いでいる気がしないでもありません.

節電の名目で蛍光灯などを抜いて明かりを落とし,薄暗い職場で仕事をしている所は今も多いと思います.絶対的な発電量が足りていないときは別として,明るくしてクリエイティビティを高め,より大きな成果を出して電気代が上がった分以上の成果を出す.僅かな光熱費の節約ではなく,それを補って余りある,いや,それを凌駕する業績を上げるって方が,前向きで建設的な話だと思うんですけどね.

『日本的』って言葉が適切かどうかは分からないけど,困った時は次の新しい展開を考えて打破しようとせず,とりあえず何かを切り詰めて今を乗り切ろうって考え方が支配的な気がしてイヤだなぁと.

興味がある方は,このような記事を参考にしつつ,色温度も絡めて職場環境を照明の面から改善してみて下さい.そして照明と成果の関係を証明してみて下さい(←何となく求められている感じがしたので駄洒落).ちなみに私の居室の周りは(人が居るときは)煌々と明るく,業績も順調に推移しています.

***

と,いうことで,1日目の講演のレポはまだ続きます

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