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2013年10月20日 (日)

和文具/京文具:巻物で遊ぶ

何故か毎年夏に買っている和風/京都風の文具.先日のエントリーは意外な所から想像以上の反応を頂きました.実用性云々ではなく,この手の文具も意外と需要があるのだなぁと再認識.

そんなわけで,同好の士に向けて,もう一品レビューを追加.今回は巻物です.

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書道の店,もしくは京都の趣きのある文房具屋,または少し大きな百貨店の文房具コーナーに行くと,『巻物』が売られています.

例えば京都であれば,京都駅に連結している伊勢丹の文具コーナーに行くと,様々な巻紙が売られています.しかし,流石に高級な書道用品として売られているため,値段的に『少しお遊びで…』と,購入するにはチト高い.そして巻物はというと更に高価.

その一方で,例えばここここのような素晴らしいエントリーを読み,『おぉぉぉ~.やはり文具も究極はDIYだよね』とか思ったりもしているのですが,イザ作ろうとすると腰が重くになりにけり.

そんなわけで,『作って,作って』とせがまれることは火を見るよりも明らかなので,前述のエントリーを子供達に見せず,『まぁそのうちに』という大人の得意技,『先延ばし』で日々過ごしておりました.

そんな折,浜松に帰省した際に偶然立ち寄った和雑貨のお店でコレを発見.外見はかなり高級な感じなため,『どうせお高いんでしょ?』と,思って値札を見ると720円.普通の巻紙より安いじゃないですか…と,いうことで即買い.

それにしても…京都でもあまりお目にかかれないような和文具が選り取りみどりで置かれている雑貨屋があるなんて….浜松,侮り難し.

そんなわけで,冒頭の巻物を購入.

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『姫巻物』という商品名(?)のようです.

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裏側には,

絵を書いたり

手紙を書いたり
楽しくじゆうに
お使いください。
絵手紙、絵巻物
などにも

との説明書き.

そして書く部分のサイズは12.4cm*44cmとのこと.『縦は約 5inchか…デストロイヤーの主砲クラスだな…』と,無意識に考えてしまうのはミリヲタの宿命.

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店頭では友禅紙を使用した桜柄のピンクのタイプと,今回紹介するトラディショナルな雰囲気の布緞子(ドンス)の2タイプが売られていました.

値段が値段なので,袋から出すまで質感に一抹の不安を感じていたのですが,すごくよく出来てます.肌触りも高級品の様相で満足度高し.多分,香を焚いて匂いを付ければ,価格が1~2桁上の巻物と勘違いされると思う.

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開くとこんな感じ.和紙は普通の書道用の和紙ではなく,画仙紙.

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端はこんな感じ.

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裏側はテカテカな少し厚めの紙.

必要な部分はシッカリ作り込み,その一方で目立たない/目立ちにくい部分でコストダウンを行い,必要十分な品質を維持した物を廉価で提供…という,ある意味,製品開発の鏡とも言える製品です.

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流石にいきなり筆で書をしたためるのには一抹の不安と抵抗があったので,端に目立たないようにフリクションで書いてみました.書き味は画仙紙そのもので,少しフカフカな画用紙という感じ.

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『フリクションなので擦れば消える.何度でも再利用できる!巻物としてのコスパ最強!』とか思っていたのですが,擦ってみると紙が毛羽立ってしまい,また,繊維も縒れて削られて…という感じで,フリクションの使用はかなり厳しい感じ.

話は少し変わりますが,トモエリバーにフリクションで書いて消す際も,紙が薄いために腰が無く,簡単にシワシワになってしまうので実にマズイですな.これがクリア出来ていたら,『ほぼ日WEEKS』を普段使いにするんだけどなぁ.

気を取り直してもう一つの方法を適用することにし,娘と文通開始.

まずは『宿題やったか?』と書き,『密書でござる』と手渡し.そして後述する方法で消去後(やり方を口頭で教えた),フリクションで書かれた密書が戻ってきた.

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ガッツリ頭から書いてあります.交換日記ではないので,履歴を残す必要はありません.そんなわけで,これが綺麗に消えないと実に使い勝手が悪い.

これをどう消すかというと,マンガ家の人から(ペン入れした後で下書きを綺麗に消す方法として)で教えてもらった手法なわけですが,ドライヤーの登場です.

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ブオーっと熱風をかけると面白いように消えて行きます.

フリクションのインクは60度位上で透明になるため,このような手法が使えるわけです.そして師曰く,鉛筆で下書きをすると消す際にカスが出る.そして擦って消すと(フリクションも同じだけど)紙を傷めたりする.しかし,フリクション+ドライヤーを使うと綺麗に消える上に,これらデメリットが一切無いとのこと.完璧.

冷蔵庫に入れると色が復活するけど,再びドライヤーをかければ消えるので,全消去の用途の場合は(*)問題なし.

(*)『ドライヤーを一括消去の消しゴム代わりに使い,一部色付きのままで残したい…』のような場合,低温にすると消した線も含めて全ての色が出てしまうので,どれが主線か分からない状態に.このような用途にフリクションを使用すると,色々とマズイ事故が起きそう.

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消えました.これで再利用可.消す際に紙も傷んでいません.

※グレーに塗っている部分は,事情があって隠しています :-)

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今回は対象が画仙紙であったため,よく見ると筆跡の判別が出来,『実用上問題ないレベルに消えた』という感じです.しかし,普通紙やケント紙にこの方法を適用すると,実に綺麗に消えます.

と,いうことで,『勿体無くて使えない病』を患うこと無く,色々と面白いことに使えそうです.

また,通販で購入できないか探したのだけど,Amazonや楽天では扱い無し.しかしこちらで見付けました.『お,面白そう』と,思った方はお試しあれ.

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