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2013年3月 4日 (月)

SONYが本気を出し始めたNEX用の小形に収まる写りの良いレンズ:SONY E 35mm F1.8 OSS SEL35F18

次々と魅力的なボディが出続けているSONYのミラーレスのNEXシリーズですが,何気に純正レンズは今ひとつパッとしない感じ.しかし,サードパーティ製が百花繚乱かというとそんな感じでもなく,メジャー所ではSigmaが19mmと30mmの単焦点を出していたり,TAMRONが18-200mmの便利ズーム を出している程度.いずれも素晴らしいレンズだけれども,デジイチでありがちな,『重複したゾーンで各社多種多様な魅力的なレンズがあって,迷っちゃって選べない』なんて状況には程遠い.

しかし,SONYが徐々に本腰を入れ始めたようで,NEX-5RNEX-6 のリリースと時を同じくして,16-50mmのこんな魅力的なレンズを投入して来ました.これまでのNEX用純正レンズでは,16mmのパンケーキレンズを除くと,『小型なボディに対し,アンバランスな巨大なレンズ』という状態でした.例えば純正の30mmのマクロを付けるとこんな感じ.これが劇的に変わりました.

最近,仕事で撮影する際にはNEX-5Rを使っているのですが,このレンズは実に小形で収まりが良いです.これがキットレンズとなることで,ようやくNEXの『デジイチよりも小形でコンデジよりも高画質』という2つの特徴のうちの前者が,本当の意味で実現されたように思います.が,その一方で,使用時には鏡胴が『にゆ~ん』と飛び出して伸縮するので取り回しがしにくく,そして画質も旧キットレンズのSEL1855 とあまり変わらずに今一つな印象.まぁそれでもコンデジと比べたら雲泥の差には感じますが.

小型化に関しては一応の方向性を示したわけですが,もう一つ重視したい画質に関しても頑張って欲しい所.で,ほぼ同時期にSONYが単焦点レンズが出したのですが,単焦点レンズはズームレンズと比べて画質を向上させやすいので,早速試してみました.モノはSONY 35mm F1.8 OSS SEL35F18

写りに定評がある純正レンズとしては,Carl Zeissレンズを積んだSEL24F18Z があったわけですが,サイズが大きいし,何よりも高い.実売価格は10万前後をウロウロしています.

そこでSEL35F18ですよ.サイズが小さく,そしてレンズが明るく,値段も現在3万円台.これは期待せざるを得ない.

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個人的には,焦点距離が35mmではなく30mmの方が嬉しかったなぁとおもいます.でも,明るさが2.0を切ってF1.8ってのは嬉しい限り.

私は出来るだけフラッシュを使わない派なので,明るいレンズは嬉しいです.

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KenkoのプロテクターのPRO1 49mmも用意.やはりレンズはしっかり保護しないと怖い.

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これが内容物.花型フードと本体です.一般のNEX用レンズを見慣れた目からすると,とても小さく感じます.

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キャップには純正を示すSONYのロゴ.

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F1.8/35mmの単焦点で,OpticalSteadyShot,つまり手ぶれ補正付き.

レンズが明るくてシャッタースピードを稼げ,更に手ブレ補正も付いているのでブレにく,ISOレベルを上げ過ぎなくても良いので綺麗に撮れるってことです.

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30mm前後のレンズを並べてみるテスト.

左からSEL35F18Sigma 30mm F2.8 EX DN (おぅ.今見直したら売切れでプレミア付いとる),SEL30M35です.なお,Sigmaはお散歩カメラ化に際してメタルフードを付けているので,少し全長が長くなっています.

ようやくサイズの面でSigmaと戦える純正レンズが出た…という感じです.

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上から見るこんな感じ.Sigmaよりも少し太いかな…程度に収まっています.

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そしてこれが問題のSEL1855と同じ『浅い』花形フード.これだけはもう少し何とかならんかったもんかと.

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前玉はこんな感じ.

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Kenkoのプロテクターを付けて…

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少し全長が伸びます.

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そしてフードを付けるとこんな感じ.

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普段はこんな感じでひっくり返して取り付け,持ち運ぶのが一般的でしょう.

この花型フードはイマイチな感じなので,お散歩カメラ化するのであれば,非純正のメタルフードを付けた方が何かと便利そう.

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後玉のアップ.

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本体に取り付けるとこんな感じ.ボディとレンズのカラーがチグハグな感じもしますが,大きさのバランスはかなり良好.

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横から見るとこんな感じ.ボディとレンズの質感が異なるので,『高そうなレンズに安そうなボディ』って感じに見えるかも.ボディがNEX-5,6,7系であったり,カラーが黒の方がバランスが良さそうですな.

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フードを付けるとこんな感じ.ボディの薄さが際立ちますな.

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それにしてもかっちょエエレンズです.フードを変えたら,更に痺れるほどかっちょ良くなると思う.

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***

では,早速撮ってみましょうかね.やはりレンズは写りが重要.

室内の定点観測(笑)では,こんなボケ味.フワッとした感じで,嫌味なザワザワ感はありません.

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じゃ,出張に持って行きましょうかね.出張/旅行の際には,少しでもコンパクトになるのは助かります.

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富士山撮ってみましたが,新幹線の窓ガラス越しだとこんな感じ.ピーカンの真っ青な空の色と富士山の雪の白のコントラストを…とか思ったのですが,車内からだと厳しいですな.

あと,スナップメインの場合は,焦点距離がもっと広角寄りの方が使い易いです.

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雷門.

現地を知っている人は納得してもらえると思うけど,この場所って車道が近くに迫っているので,あまり引いて撮れません.そんなわけで,風神雷神も入るように…ってのが結構厳しいです.

やはりスナップ写真を多く撮る場合は,このレンズ以外に広角レンズも持ち歩いたほうが良いかもですな.個人的には…SEL1018が欲しいなぁ.

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ただ,このようにやや寄って撮る分には,実に使いやすい焦点距離です.

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精細かつスッキリと撮れる透明感のあるレンズと言えましょう.レンズが明るく,夜の撮影も安心.

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吾妻橋から見た隅田川.とても暗い中を撮ったのですが,うまく撮れています.NEXはこの手のシチュエーションが得意ですね.

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ライトアップ中のスカイツリー.焦点距離が35mmなんで,横にしてTBSの黄金のアレもフレームに収めてうまい構図で…ってのが困難でした.仕事で現調するときも広角レンズがあると便利だし…SEL1018欲しいなぁ.

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浅草寺へ.

ボディの性能もありますが,周りが暗くてコントラストが激しい状況でも,フルオートでこのくらいの絵が撮れます.最近メカに弱そうな女性にもNEXが選択されることが多いようですが(少し前まではPenの方が積極的に選ばれていたように思うけど),この手軽さもその要因かな.

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ライトアップされた日本の寺社は実に荘厳で美しいですな.

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五重塔はやはりこのアングルがベストかな.

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で,仕事帰りでヘロヘロになってホテルに戻って食べたのは,下の写真のKFCのチキンライス.FBで友人にオススメされたんだけど,『アメリカ人も避けるヤツだね!』ってボストンの某氏からツッコミが(-_-;)

胸肉が好きな人には結構行ける気もするけど,ライスの味がイマイチかなぁ.

ちなみに前日はモスのマスタードチキンバーガーでした(これもFBで友人からオススメされた).こっちは万人受けしそうな味付け.それにしてもこの出張のときは,ジャンクフード三昧だったなぁ.

…閑話休題.

レンズの話に戻ると,焦点距離が30cmなので,あまり寄れません.Sigmaの30mmと同じで,『もうちょっと寄りたい』というもどかしさがあります.この写真もそんな失敗例.寄りすぎてきちんとピントが合いませんでした.

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池袋のイケフクロウ.

夜の写真が多いのは,日中は缶詰になっていたから(^^;

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と,いうことで,実に素直なレンズで,解像感や透明感が素晴らしい感じ.そして従来の純正レンズと比べて大幅にコンパクト化.更には35mmという扱いやすい焦点距離かつF1.8と明るいレンズ.これで登場時期がもっと早かったり,もう少し値段が安ければ何も言うことは無かったんですが….

そしておそらくガチンコでライバルとなるであろうSigmaの30mmと比べると,

  • 電源投入後のタイムラグが無い
  • フォーカス合わせ中のガガガッという騒音がない

という2点がアドバンテージかなと.特に前者は重要で,一瞬のシャッターチャンスを逃しにくい.これって重要です.また,使用するボディによっては,AFが高速になります.

そんなわけで,『カールツァイスまでは出せないなぁ』と嘆きつつ,30mm前後の焦点距離の写りの良いレンズを探している人にはお勧めの1本です.

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