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2012年7月23日 (月)

『臨場』劇場版を観た

劇場で上映しているのは知っていたけど,この映画のために劇場に足を運ぶ程のモチベーションは無かった.そしてストーリーのさわり部分を知り,『面白そうだな…』と,思っていたけど,逆に言うとその程度だった.

で,とあるシネコンの入っているモールに用事で行った際に,少しまとまった空き時間が出来た.そして上映映画のタイムテーブルを見ると,この映画が始まったばかりだった.実際には本編が始まって少し経っていたけど,他に適当な映画がなかったので,時間潰しのために入ることにした.で,結果的は無茶苦茶良い選択だった.堪能しました.ハイ.

次の展開を想像してドキドキし,最後まで手に汗握りながら映画を堪能したいとお考えの方には,この夏一番のオススメ映画かも.

 

『臨場』劇場版の公式ページはこちら.そして予告編はこちら.


『物言わぬ死者の声を聞く』が心情の警視庁刑事部鑑識課・検視官 倉石義男が主人公.倉石は,型破りかつ天才肌の検視官で,内野聖陽が演っています.

内野聖陽は独特のアクの強い演技をしますが,風林火山の山本勘助や-JIN-仁の坂本龍馬のように,時代劇かつ少々オーバーな演技であっても,全然嫌味でなくてわざとらしくもなく感じられるのは,やっぱ俳優として天才だからなんだろうなぁと思う.個人的にはこの役者さんの演技が大好きで,現代劇でも『凄いなぁ』と感じさせられる作品多数.最近のでは,wowowのパンドラが面白かったかな.

そういう意味では,『臨場』の倉石役は実にイメージぴったりのはまり役.

で,肝心の映画のストーリーはと言うと,繁華街で発生した通り魔殺人事件の犯人が,刑法39条の『心神喪失者の行為は,罰しない』を根拠に無罪になる.しかし判決が出た後に,その関係者(弁護士,精神鑑定医)が次々と殺され,検死の結果,直腸温度と肝臓温度が異なり,犯行時刻が偽装されている疑いが浮上.更には犯行が県を跨いで発生した関係で,警察庁と神奈川県警が合同操作を行うが,神奈川県警には表に出せないある秘密があり….そして捜査線上に容疑者として遺族が上がるが,犯人は意外な人物で…というもの.

ある意味推理モノなのですが,検視官の倉石が組織上層部に煙たがられ,罵声を浴びせられつつも横紙破りで検視官の枠を超えて捜査を行います.こういったヒーロー的な魅力を持った人物像が,ストーリーの面白さをより際立たせます.そして観ているとグイグイ引き込まれます.観終わった後,『えっ?もうこんな時間?』という感覚に.

あと,単に『死体がゴロゴロ,犯人誰や->(紆余曲折)->犯人分かった&カタルシス』という単純な展開ではなく,実は複数の話がパラレルで進んでいます.実に奥が深いし練られている.そして最後にグッと胸が熱くなる話もあり,最近涙もろくなったかなぁなんて感じさせられた.

注意点は,検死等に結構エグイシーンがあるので,(私はポップコーンを頬張りながら普通に観れたけど)血を見てショックを受けやすい人はちょっと考えた方が良いかも.

位置付け的にはドラマの続編のような感じですが,ドラマを観ていなかった私にもスッと入り込めました.そんなわけで,『ドラマを観てない人には設定等分からなくて入り込めないのでは?』なんてことは無いので,いきなり映画から観始めるのもアリです.

そして私はというと,映画を見終わった後でこれこれをまとめてオーダー.でも,この夏に全部観られるかなぁ.

ドラマの続編が映画化され,『映画化しなかった方が良かったのに…』とか,『ドラマは面白かったのに…』等,がっかりする作品もありますが,この映画は続編ではない単体の映画としても素晴らしい作品でした.

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