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2008年11月23日 (日)

戦友

もう半年近く前の話になるのだけど(*),『ランボー最後の戦場』(音出るので注意)を観た後,某SNSに映画の話とかカレン族のことに関して少し書いた.

(*)本エントリーは半分程書きかけた後,半年程未公開状態で塩漬けになってた.実はこういうエントリーが他にも結構あったりする.

そしてその後,某氏と映画の内容に関してやりとりをしていた.そうそう,ミヤンマーと言えば日本も無関係でないよね.でもってカレン民族解放軍と言えば,高部正樹氏(の著書とか有名)だよね.とかいう話を書いていたら,見慣れない方の足跡が.見てみると…はうっ…と,いうことがあった.

まずは映画の話.

ランボーシリーズ最後の映画の内容はというと,人道的支援のためにビルマに密入国して拉致された米国人を救うため,ミヤンマー政府軍とドンパチやるという感じの構成.ランボーと言えば,(1作目は別として)アクションシーンをふんだんに入れ,『悪者をブッ飛ばせ!』とばかりにボコボコにする単純なストーリー展開が多かったんだけど,今回のは少しだけ捻ってある.いくつかのメッセージが入っているように思えたけれど,『人道的に非暴力でなんちゅう甘っちょろいことを言ってても話が通じねぇ相手には埒が開かねぇ』みたいなメッセージが一番目立った感じがする.

そして表現方法が凄い.

映像というハンマーで頭をガツンと殴られ,そして胸倉を掴まれて逃げられないようにされてから膝蹴りを胃の辺りに何度も入れられた感じのインパクト.劇場で観ると特に凄まじい迫力.気分悪くなって退場する人も居た.

なので,この作品に関しては,『勧善懲悪のスカッとするアクション物でも観よっかなぁ~』なんて軽い気持ちで観るとおそらくとてつもなく後悔する.メンタルが↓なときに観ると,おそらく数日は引きずると思われる.

#上映からDVD発売までのサイクルが極端に短くなっている洋画の中,何故からランボーだけは異様にリリースまで時間がかかっている.この辺りの関係でリリースが遅くなったのかなぁと想像したんだけど,邪推だろうか.

あと,ハッピーエンドなのかどうかは分からないけど,ランボーシリーズはこれで最後ですよというのが分かる話がラストに来ている.ロッキーもインディも終わったし,私らの世代が楽しんで観たシリーズ物の映画はほぼこれで一通り完結かな.あ,後はこの映画もあるか.でもこれはが出演しないことになったからなぁ…


で,本エントリーのタイトルの話.

足跡にあったのは高部正樹氏その人であり,驚愕と共に緊張しつつその後数回メッセージ交換をしたのだけど,非常に腰の低い穏やかかつ丁寧な人柄の方であった.その経歴から,本当は鬼軍曹のような荒っぽい一面があるんじゃないかと頭の片隅で想像していたのだけど,実際には著書の文体から想像できる通りの穏やかな方であった(あくまでも,数回メッセージをやり取りした上での感想です)

高部氏を知らない方のために少し解説すると,氏は航空自衛隊を除隊後,傭兵としてアフガン,ボスニア・ヘルツェゴビナ,ミヤンマー等様々な所で戦っていた方.そういう意味では,普通の人は一生知らなくて済む体験を沢山されて来た方.詳しくはこちら

傭兵といえば,昔は『命の危険はあるけれど,その代償として経歴によっては高額な報酬を得つつ戦う職業』的なイメージ(所謂『エリア88』的な…とでも言いましょうか)を少々持っていたのだけれど,氏の著書や雑誌での連載によって,現実はそういうものではないということを知った.

氏の著書は沢山あるのだけど,この『戦友』が最新の著作.内容はカレン民族解放軍に参加したときの話.

話の展開はと言うと,華やかな武勇伝とかとは無縁.淡々と昔を振り返りつつ『事実』を書き連ねてある感じ.そして話の主軸は,氏と共に戦った『戦友』達.数人の日本人だ.彼ら戦友達がどうなったかは最初に書かれている.全員『自らの信念』のために皆,戦死・病死している.そして彼らに対する鎮魂歌のように,彼らが如何に生きたかを書いたのがこの本という感じに思えた.

読了感はと言うと,何とも言えない切ない感覚.そして『戦友』という言葉の本当の重さをしみじみと考えさせられる.

本書の詳しい内容に関しては,実際に手にとってページをめくってみてください.政治的な話も絡めると,ミヤンマーの話は,日本人と全く無縁な話というわけではないので,そういう点も調べてから読むと,より多くのことを考えさせられると思う.

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