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2008年4月 6日 (日)

水性ボールペンあれこれ

Sb6

皆さんは,普段どんなタイプのペンを使っているだろうか?

多色を使うのであれば,油性ボールペンゲル(ジェル)インクボールペンを使っている人が多いと思う.精細に書け,発色も良いということで,最近はゲルインクを使用している人が特に多いと思う.

でも,ゲルインクはかなりのペースでインクが無くなりませんか?特にSHARBO-Xのリフィルとして売られているような,4Cのゲルインクのタイプ.

4Cのタイプのリフィルは,外からインク残量を確認出来ないので,不意に『その時』がやってきます.でも,大体どのくらいの期間でインクが切れるか分かっていれば,ある程度準備が出来る.そんなことを考えつつ調べていたら,ZEBRAの主な製品の筆記距離をまとめたページがあるのを発見した.

このページの記載内容を元に,同じ径の油性インクとゲルインクのリフィルを比較すると,以下のようになる.

表: 油性インクボールペンとゲルインクボールペンの筆記距離比較
タイプ 筆記文字数
(1文字4cm換算)[字]
筆記距離[m]
4C-0.7芯(油性) 15,000 600
JSB-0.7芯(ゲル) 1,500~1,750 60~70

凄まじい差である.実に10倍.油性ボールペンはなかなかインク切れにならず,どちらかというとインクが出なくなって捨てることが多いと思うのだけど,ゲルの方は,ある程度気合を入れて使うと1日持たないということになる.何せ400字詰め原稿用紙3~4枚程度書いたらもう終わりなんである.

私の場合なのだけど,最近はゲルインクボールペン(&リフィル)は,割と筆記の少ないとき用&精細に書く必要があるとき用に主に使うようになった.そして多色で書く/描く必要があり,それもガシガシ使う用途には,最近は水性ボールペンをよく使うようになった.

今の所,本エントリーで紹介する2種類のものに落ち着いているのだけど,この用途のペンに求めたことは,

  • 書き出しや書いている最中にカスレにくいこと
  • 多色展開であり,また,発色が良いこと
  • 筆圧が低くても書けること
  • 使い勝手が良く,書き味も良いこと
  • 壊れにくいこと
  • コストパフォーマンスが良いこと

といった感じ.まぁごく一般的なありきたりな欲求と言えばその通りです.

ちなみに昔(学生時代)は,『 ピクマペン 』を愛用していました.細い線も筆圧少なくサッとクッキリと描けたので,実に重宝していました.しかし,筆記対象の紙質に次第ではあるけれど,ペン先で紙を擦るというか引っかかる(私が少し苦手とする)感覚があるときがあり,最近はあまり使わないようになりました(その代わりに使い始めたのが,極細のゲルインクボールペンでした).

Sb1 STABILOのbionic worker

あまり文房具屋で見かけませんが,LOFTやAEONの文具コーナーで売っています.

同じラインにはスペックが少し異なる高級なモデルもありますが,bionic workerは軸がラバーであり,廉価版という位置付けのようです(?).値段は500円に対し,高級版は1200円という感じ.

ちなみに店頭在庫品はボロボロだったり薄汚れていたり(ゴムがゴミを吸着している)することが多いので,通販で買うことをお勧めします.
Sb2 ご覧の通り,少し安っぽい.でも,握り心地は良い.
Sb3 ボール径が0.5mmのローラーボール.

細かな字を書く場合は少し太いかも.でも,ガシガシ大きく書く場合には,逆にこのくらいの太さの方が都合が良いことが多い.

STABILO bionic Rollerball の方(上で『高級な方』と書いたタイプ)はボール径が0.3mmなので,細い方が良い場合はそちらにした方が良いでしょう.なお,bionic workerはリフィルを替えられませんが,bionic Rollerballは替リフィル (500円)が売られているので,長期的に見ると結構安くなります.
Sb4 抜いたキャップは後ろに付けても良いけど,少々ハメにくいので,私は転がしておくことが多い.
Sb5 インクの色は4色展開で,黒,青,赤,緑がある.

何れも発色は良好だが,赤のみ筆記直後は鮮やかなのだけど,少し乾くと少し落ち着いた色になる.

あと,フローが良く,万年筆のように『ヌラヌラ』で気持ち良いのだけど,その代わり乾きが悪い紙に書くときは注意が必要.
Sb6 次に国産品も紹介.PILOT の V-コーン

こちらは定価で1本105円で,黒,青,赤の3色展開.大抵の文房具コーナーに売られているので,入手性はとても良い.コンビニにも売っているかも.

さらに黒と赤の場合は,90円くらいで通販で売られている場合もある .コストパフォーマンスは無茶苦茶高い.
Sb7 軸は『インクタンク』と言っても良いだろう.筆記距離も相当ありそうな感じ.
Sb8 ペンはこんな構造になっている.

外見は一見質素な安いペンに見えるけど,その実力は半端ではない.

『これ,いつ買ったやつだっけ?』と,引き出しの奥から発掘されたペンが何事も無かったかのように使えるし(ゲルインクのペンだと結構書き出しが掠れる/詰まっていることが多い),相当使っている筈なのに,なかなかインク切れにならなかったりする.
Sb9 軸は細身な感じで滑り止め等も付いていない.質実剛健で実力勝負といった感じ.

ちなみにボール径は0.5mmとのことなのだけど,bionic workerよりも線が若干細い感じがする.

出先かつ屋外で使うとしたら,ノック式のボールペンでないと厳しい場合がある.さっと取り出して即使えないと筆記のタイミングを逸する場合がある他,片手のみのアクションで書き始められないと辛い(『片手でメモ帳,もう片方の手はペンを持ち,立って書く』のような状態.キャップ式は一旦両手でオペレーションする必要があるので,書き始め/書き終わり時にメモ帳を一旦どこかに置かないといけない)シチュエーションも結構あるから.

しかし,卓上限定であれば,これらペンは非常に便利に使える.予想外に長丁場になった会議のときには,ゲルインクのペンは『いつインクが切れるか』や『ペン先が詰まらないか』を心配し,ヒヤヒヤしながら使う場合があった.だけど,これらのペンがあれば,いつも安心していられる.

また,筆記感も非常に良好なので,『ついペンが進む』ということもある.情報カードへの筆記(PoIC参照)は専ら『V-コーン』の青のみで行っているのだけど,気が付くとノリノリになっていて,「睡眠時間が~」なんてことも何度か経験している.

使っている道具の使い勝手が悪いと,様々な引っかかりとなり,アイデアの湧出を妨げる要因になる.例えばキー入力を取りこぼしまくるキーボードとか,マウスカーソルが飛びまくるマウスを使って仕事をしたら,本来の仕事に全然集中出来ないでしょ?

そういう意味では,これら水性ボールペンは私にとって実に具合の良い道具と言えそうだ.

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コメント

ヌラヌラ大好き~!!

いやー、分かります分かります(笑)。
私は、節操なく文房具にも拘ってしまうので、家には「これは最高だっ!」と感激して買ってきたものの、いざ使ってみると意外な欠点があって、そのまま引き出しに入っている文房具が結構あります。

そして、その意外な欠点というのがtadachiさんが仰る「ペン先が擦る(引っかかる)感じ」というような、小さいといえば小さいけど、無視できない、むしろ、使えば使うほど気になって仕方がなくなるようなことなのです。

ちなみに、私が勤める職場はドタバタと騒々しいので、ダース売りの普通のボールペン(0.7)を使っていますが、手紙を書くときなど、自分用にはゲルインクの「SARASA(1.0)」で、ヌラヌラと(笑)書いたり、あとは「ポスカ」の細字などを使い分けています。

でも、いまの私は、tadachiさんご紹介の「V-CORN」、ペン先のシャープな感じにグイグイ惹かれております(笑)。

どこかに、ヌラヌラの光沢そのままに乾くペンはないかなぁ・・・、あったらすごくセクシーだと思うんだけどなぁ。

妄想が続くので、この辺で・・・。


投稿: との | 2008年4月 8日 (火) 03時31分

SARASAもいいですね~.おそらく国内のゲルインキの中では,一番ヌラヌラ感があるんじゃないかな.

変わった感触と言えば,ダイソーでも売っている,BICのボールペンも結構なものです.こちらはヌラヌラに少し粘度を付けた『ニュリュニュリュ』といった感じで,ハマル人はすごくハマってます.ただ,ダマが出来たり,カスレたり,書けなくなったりすることが多いので,基本性能の点がちょっとアレですが…

水性ボールペン(万年筆もそうだけど)のインクの速乾性や紙の吸水性の問題は悩ましいですよね.特にトモエリバーとかに書くとき.ブロッター(http://www.rakuten.co.jp/penroom/887337/887655/#1128285)の購入を本気で考えた時期もありました.アクセサリと考えて(笑)買おうかなぁ.

投稿: tadachi | 2008年4月 8日 (火) 12時04分

STABILOの0.3mmとか0.5mmは多分、ボール径じゃなくて線幅ですよ。

投稿: ペソ | 2014年6月28日 (土) 12時40分

STABILOの説明としては,fibre-tip penはline widthなんですが,Roller Ball Penはtip widthなんです.なので,線幅は0.3mmや0.5mmと書かれているものよりも細くなるかと.

投稿: tadachi | 2014年6月28日 (土) 17時49分

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