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2008年2月11日 (月)

バイク好きのためのマンガ:『ジャジャ』

このところまとまった時間を集中的に取れないため、読書は細切れの時間にしている。そんなわけで、読みたい量に比較して実際の読書量はかなり低いところで頭打ちになっている。しかし、それでもコミックは結構読んでいるなぁ…なんて昨年の集計を見て思ったりした(*1)

頭で読むのではなく、目と感覚で軽く読めるコミックは、かなり完成度の高い娯楽媒体だと思う。大抵は月刊誌か週刊誌の連載ベースのものなので、単行本でも1話毎にスパッと短時間で読めてしまうのも良い。

そんなわけで、最近読んで『これは面白かった』と、思ったものをいくつか本ブログで採り上げてみようと思う。その一つ目は、『ジャジャ』(リンク先は9巻)

マイミクの某氏が絶賛していたので、試しに1冊買って読んでみたらストライクゾーンど真ん中。読み終わるなり近場の書店をハシゴして9巻まで大人買いして一気に読んでしまった(Amazonでは一部品切れだった)。

内容を軽く説明すると…ジャンルはラブコメなのだけど、作者のバイクにかけるこだわりと情熱が炸裂した作品といった感じ。あとがきにもあるけど、『完成度に完璧を期したい vs 締め切りがあるので…』という内容で編集者との衝突もあった模様。うーん、分かるなぁ&想像できるなぁ。

主人公は、バイク屋ゴブリンの店長兼アパートの大家さんと、そのアパートに住むバイク便のにーちゃんといった構図。これから読む人もいると思うのであまり詳しくは書かないけれど、題材としてイタ車、それも旧車がメインだけど、全然濃くなくてあっさり読める。でも、色々と背景情報を知っているとグォォォっとさらに深く楽しめるといった具合。単行本は解説ページもあり、初心者へのフォローもある。仮にあまり単車に関する知識が無い人が読んだとしても、完全に置いてけぼりになることは少ないだろう。

絵も個人的には好きな感じだ。何でも昔はホンダのデザイン部にいた人なんだそうだ。

私がこれを読んでいて感じたのは、『懐かしさ』に近い感覚。

今もバイク乗り(HondaのVTR250)ではあるけれど、2ヶ月くらい乗らない日が続いたりするときもある。そんなわけで、しょっちゅうバッテリを上がらせてしまい、押しがけをしたりしている(悲)。サンデーバイカーですらない(涙)。

10年近く前までは通勤に YAMAHA の R1-Z に乗っていたのだけど、こいつが今まで乗った中では一番好きなバイク。一見街乗りバイクだけど、ヒラヒラと軽快に動けるし、加速も感動的だった。右2本出しチャンバーも俺のハートを掴んで離さなかった。

しかしエンジンが2stのため、最近の環境問題の煽りを食ってしまった。燃費は悪いし(*2)、騒音もかなりある(*3)。かくして『ナナハン(750cc)キラー』と呼ばれていたRZ350の系譜は絶たれてしまった。仕方が無いけど残念だ。もう一度ああいったバイクに乗りたいものである。

リンク: r1-zの愛に溢れているページ

そしてバイクに初めて乗ったのは大学の頃。最初の愛車はCBR250だった。そして買って早々凄まじい距離を走っていたような気がする。週末には手取川ダム→九頭竜湖をぐるっと回る→御母衣ダムって感じのコースを、オンシーズンには月2回くらいのペースで回っていた。金沢近辺在住の方にはお勧めコース。特に初夏と紅葉時期。ただし、今は非常に危険。3月下旬とかでも道路がテカテカに光って(凍って)いてヒヤッとした経験あり。

そして帰省時も九頭竜湖まではそのまま走り、抜けた後で南下し、下道を何時間も走って太平洋側に出て帰っていた。半分ソロツーリング的ではあるけれど、苦学生にとっては高速代も無視出来なかったといのがメインの理由。夏場は体力的に結構キツイものがあった。

当時は何年か4畳半一間、トイレ共同風呂は銭湯という、今時の学生さんなら住まないだろうなぁという所に住んでおりました。しかしこういう所に住んでいると、学科とかが違ってもあっという間に仲良くなるものです。

日曜の朝早くに『どこに行くかなー』とか暖気しながら考えていると、大抵はアイドリング音で起きた友人が「どこ行くの~?」と、窓から顔を出しながら聞いてきた。で、「北の方へ行こうと思う。能登半島一周するかな~」とか答えようものなら、俺も俺もと気が付くとFZRやらVFRやら単車がどんどん増えてきて、気が付くと単車4,5台に4輪1台という感じになってた(*4)。内灘の横を通って北上し、千里浜を眺めつつガンガン北を目指し、(能登半島の)軍艦島のような島を見る頃に「腹減ったー」となって、海を眺めながら昼食。帰りは「遅くなるし、自動車道で帰ろうか」となって穴水辺りから能登自動車道に乗って帰ったなんてこともあったなぁ。

あぁ…何もかもが懐かしい。『ジャジャ』を読んでいたら、こういう話が次から次へと思い出されてきた。

そう言えば今思い返すととても不思議なんだけど、初めて走る所でも、あの頃は方位磁石やロードマップとかを持っていかなくても、大抵何とかなってた。こういう『野生の勘』的なものは最近衰えてきているようで、大阪市街で道によく迷う俺がいる。

バイクを単なる移動手段としてではなくて、楽しみの一つとして仲間とワイワイ乗っていた経験のある人/今まさにその最中の人は、『ジャジャ』を楽しめると思う。

(*1)必要な物はバーコードリーダとAWS(amazon web service)のアカウント、そしてちょっとしたプログラムのスキル。アフィリエイトとしてしかAmazonのサービスを使っていない人は結構多いと思うけど、Amazonを巨大な書籍等のDBとして使うととても便利。おまけに新しいデータの入力やメンテは中の人がしてくれるしね。
 私は本やCD,DVD等を購入したときは、家に帰ってからバーコードでピッとやる。そしてAWS経由でタイトルや著者、書影等のデータを引っ張ってきて購入日も含めてDB化。読了後はコメントを入力すると共に再びピッとやる。一連のことはちょっとしたプログラムで行っていて、非常に省力化が出来ている。過去の購入物も徐々に整理を進めつつあり、気分は図書館の管理。しかし、このプログラムのインターフェイスがしょぼいので、公開するか否かは微妙かなぁ。基本、『俺の俺による俺のためのプログラム』と、いった感じ。

(*2)だいたい10~13[km/l]くらいだったように思う。ご存知の通り、バイクには一部を除いて燃料計が付いてない。メインタンクが空になったらリザーブタンクに切り替えて走るわけだが、リザーブは数リットル。初めて走る山中でリザーブになったときの心細さはかなり来るものがあった。特に田舎のスタンドは、夜間早々に営業終了しているときがあるのでダブルパンチ。
R1-Zの燃費を聞いたツーリングの同行者曰く、「燃費4輪並み。いや、それ以下」

(*3)ドノーマルで走っていたのだけど、嫁さん曰く「2つ3つ向こうの信号くらいから、帰ってくるのが(音で)分かる」

(*4)バイク乗り同士の連帯感は結構あって、例えばツーリング中にすれ違うときにはピースサインの交換とかよくしてた(今はどうか知らん)。あ、1度だけお辞儀を返されたことがある。まぁあれです。安全運転を心がけていても、一歩間違ったら『ハイ、サヨナラ』率が高いだけに(*5)、初めて会った人でもバイク乗りってだけでお互いに親切にしていたり助け合ったりしてた。ツーリング先で知り合って友達付き合いすることもあり。

(*5)大抵のバイク乗りは何回かコケた経験があると思う。私も何回かコケたし、火花を散らしながら反対車線に転がっていくバイクをスローモーションで見ながら、『もうじき走馬燈スタート?』と、思ったこともある。このときは完全防備(皮のツナギではないけれど、少なくともコケても激しくけがをしない服)していたおかげで、傷は大したことは無かった。最近道行くスクーターの兄ちゃん姉ちゃんをみると、メットも申し訳程度、服は軽装という人が多くて、事故ったらエライことになりますヨと他人事ながら心配してしまう。例えスクーター乗るにしても、せめてフルフェイスのメットを被ってほしいなぁ。

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