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2007年6月19日 (火)

SA1Fに1GBメモリ

 SA1F関連のページがよく読まれているようなので,子ネタ投入.

 ノートPCの場合,見掛けの値段を下げるためにメモリ容量を『それじゃぁ快適に使えないだろう』というサイズにまで落として売られているものが結構存在するが,SA1Fの場合は別である.512MBもあれば WinXP の上でちょっとしたアプリを使用する分には充分であり,大抵の用途でスワップファイル無しで動かすことも出来る.非常に良心的と言える構成である.

 しかし,メモリにやさしくないアプリを動かした場合はどうか.例えば画像処理ソフトで大きな画像を複数開けて編集する作業等がこれに当たる.このような場合,多くの人がご存じの通り,スワップアウトが発生して極端に速度が落ちる.ウインドウを切り替えたときに発生する,いつ終わるとも知れぬ『カリカリカリ』というディスクのアクセス音,同時に発生する動作のモッサリ感は,利用者に対して多大なるストレスを与えるだろう.

 解決策はメモリを増設すること.あるいは,メモリの少ないマシンで重い処理を行わないこと :-).増設対象がSA1Fであることや適材適所という言葉の意味を併せて考えると,後者選択の方が正しいことはほぼ間違いないと思われる.

 SA1Fはご存じの通り,少し枯れた/廉価な 技術/パーツを使用したノート型PCである.そのため,メモリもDDR2ではなく,DDR PC2700 という仕様(正確には,DDR333 SDRAM PC2700 の 200pin S.O.DIMMを使用).値下がりの激しいDDR2を横目に,DDR は旬を過ぎて高値安定の状態に入った感じである.新しくて高性能のメモリの方が値段が安いという逆転現象すらも最近は発生している.そのようななわけで,SA1F用メモリの今後の入手性や値段に漠然とした危機感を感じ,諸々検討した末に今回購入に踏み切ったというわけである.

 直接の引き金になったのは Amazon における DN333-A1G の価格変動.2006年末には定価 29,480円に対し,売値は 14,100円であった.これは他店と比較しても著しく安く,一般には概ね2万円強で販売されていた.それが 2007年1月30日の時点で 21,000円に急上昇.その後小刻みな値動きを繰り返した.まるでチャートを眺めながら株の買い時を検討しているような気分である.

 痺れを切らしかけた頃(2月11日)にようやく14,800円に下がり,このときに即座に買いを入れた.その後もかなりの価格の上下動があったが,現在(2007/6/19現在)は13,800円に落ち着いているようだ.また,定価もいつのまにか 19,200円になっていた.

パッケージ外観.
入手するまでに,どれほど価格の上下動にヤキモキしたことか…

ちなみに DN333-A1G を選んだ理由は,工人舎のコンパチビリティリストに載っていたから.メモリ相性で悲しい目に遭うのは極力避けたい所だ.

メモリモジュール表面と裏面
チップはNANYA.
使い古された関西弁風のベタな駄洒落禁止.

SA1Fの場合,メモリ増設は実質的にメモリモジュール交換と等価である. まずはACアダプタとバッテリを抜き(重要),裏側の蓋を開ける.
メモリモジュールを抜くと,下には無線LANカードあり.
メモリを抜くときはDIMMを割らないように丁寧に.ラッチを外せば簡単に抜けるはず.

元々刺さっていた512MBのDIMMのアップ
DIMMを挿すときはまず斜めに奥まで差し込み,
倒してパチッとラッチがかかるまで寝かす.これでOK
プロパティで容量がきちんと認識できているか確認.
写真のように,0.99GBになっていればOK

 このように,メモリ交換の作業自体はとても簡単である.時間も大してかからないだろう.

 一応書いておかねばならないのだが,メモリが増えたことによるメリットが存在する一方,デメリットも多々存在する.これは増設前に充分検討しておく必要がある.例えば消費電力の上昇や休止に要する時間の増大.

 消費電力の上昇は,バッテリ駆動時間の短縮を意味する.

 モバイル利用がメインであり,ACコンセントという名の止まり木を長時間利用できない場合は特に悩ましい問題になるだろう.体感としてはそれ程短くなった感じは無いが(割合として,液晶の消費電力が大きいためであろう),駆動時間を1分でも伸ばすべくバッテリの電力を絞り尽くす/有効利用することに腐心する向きには,メモリ増設はお薦め出来ない.

 また,休止モード(ディスク上にメモリの内容を書き出してメモリをはじめとする諸々への給電を止め,サスペンド時の電力消費を押さえる)を多用する向きにも,純粋にサスペンド/レジュームの時間が倍になるため,あまりお薦めできない.駅に近付いたので休止に移行…なかなか終わらない…と,なると,かなりのストレスだろう.これは実際に体感できるほどの差がある.

 私はというと,『やはり512MBに戻そうかなぁ』なんて考えが頭を過ぎる今日この頃であるが,RAMディスクを作成&利用してみるのも良いかもしれないとも思い始めている.つまり,現在は 1GB のメリットを享受しきれていないということである(笑)

Amazonリンク

[ DN333-A1G ]

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コメント

1GBに増設しても…ですか、、微妙なところですね。

昔LibrettoL1を使っていて10MBほどRamDISKに割り当てて、結構パフォーマンスアップしたのを思い出しました。
(IEのキャッシュ等に割り当てたりー)

投稿: s.d. | 2007年6月20日 (水) 20時51分

>s.d.さん
体感速度で言いますと,sa1fはスペックの割りに異様にキビキビ動きます.トップスピードは出ないけど,小回りが利くと言いますか….ディスクが2.5inchである等の色々な要因が絡んでいると思うのですが,こういったこともあって,メモリが増えても実感しにくいのかもしれません.

もっとも,体感があまり変わらない一番大きな原因は,現在私はsa1fをあまりハードな使い方をしていないためだと思います.

エントリーの冒頭でも書いたのですが,大抵の場合は512MBでも充分と申しますか…Photoshop等を使えば,メモリ増設の有難味を実感できると思うのですが….

今後RAM Diskを作った場合,そのサイズは約512MBにしてしまうかもしれません(^^;

投稿: tadachi | 2007年6月21日 (木) 09時41分

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メモリ増設の余地があったり、HDDが換装できたりすると、ついフルスペックを目指してしまいがちなのですが、下記のブログの記事を読んで我慢します。 http://tadachi.txt-nifty.com/blog/2007/06/sa1f1gb_ac57.html ... [続きを読む]

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